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「クルアーン」についての本 [霊界・神話・伝説]

「クルアーン」=「コーラン」です。クルアーンの方が原語に近いので、最近ではこれが使われることが多くなっています。

聖典「クルアーン」の思想——イスラームの世界観 現代新書

聖典「クルアーン」の思想——イスラームの世界観 現代新書

  • 作者: 大川 玲子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/03/21
  • メディア: 新書


「クルアーン」とは言わずと知れたイスラームの聖典ですが、この本ではクルアーンはどうやってできてきたのか、またクルアーンの宇宙観はどういうものなのかについて解説しています。
また、それを踏まえて最後の章では歴史は浅いながらも日本におけるクルアーン研究がどのように行われてきたのかということも解説されていて興味深かったです。

既存の宗教も原初においては霊的な力が介入して生まれたのだろうと考えている私としては、クルアーンはたいへん興味深い書物です。もし仮にアッラー(に遣わされた天使)がムハンマドを霊媒として使おうとして「啓示」を与えたのだとしたら、いったいどこまでクルアーンの内容を(霊界の言葉として)信じればいいのかというのが大きな問題です。それは当然ムハンマドという人物の霊格をどこまで信じていいのかという問題でもあります。

というのも、イスラームの教えは根本においてはとても倫理観に富み、霊的真理に照らし合わせても共通するところが多いにもかかわらず、ムハンマド自身もジハード(聖戦)と称する戦争で信徒を拡大していった歴史があるからです。

また、ユダヤ教、キリスト教との関係も気にかかります。イスラームはユダヤ教、キリスト教の聖典(旧約聖書、新約聖書)を先行する啓典として重んじ、アブラハムやイエスもムハンマドに先行する預言者として並べています。これは歴史的にムハンマドがユダヤ教などと接触する機会があったために取り込まれていったとする見方が強いようですが、この融合も霊界が予期していたことなのかどうかが分かりません。

書いていて何が言いたいのか分からなくなってきましたが、スピリチュアリズムを歴史になぞらえて語るのはまだまだ早すぎたのかもしれません。


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