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ムハンマドという人 [歴史全般]

今日はこの本の紹介です。

ムハンマド—イスラームの源流をたずねて

ムハンマド—イスラームの源流をたずねて

  • 作者: 小杉 泰
  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本


私がこの本を手にしたのは、最近非常に気になっていた、ムハンマドが受けた啓示はどこまでが本当で、どれだけ神(霊界)の意志が関与しているのかを知りたいという理由からでした。というのは、イスラームが真に神の啓示に基づいているなら、なぜ戦いを肯定するような啓示をしたのかという疑問があったからです。私は、たとえ神のためであっても、戦は霊界の真理に反するものだと思うのです。

本の内容についてですが、この本はムハンマドの生涯やクルアーン(コーラン)の教えを通して、人間ムハンマドが人類史に残した影響について考察していました。
思想史家である筆者はムハンマドが受けた啓示を「思想現象」という言葉で表現し、霊的な要素に関しては(研究者としては当たり前ですが)中立の立場で書いていました。そして、ムハンマド自身を「巨大な思想現象であった」と言っています。

あまりいろいろ書くのは避けますが、イスラームの開祖ムハンマドその人に焦点を当てて書かれている本はあまりないので(日本ではイスラームについての本自体少ないですが)新しい視点が得られて面白かったです。私の疑問は完全には解消されませんでしたが、クルアーンの内容はほぼ間違いなく神(霊界)からの啓示なんじゃないかなと思うようになりました。決定的なものがあったわけではないんですが、なにか否定できないインパクトを感じました。

まだまだ分からないことも多いので引き続き宗教についても考えていこうと思います。


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