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「物語 チェコの歴史」〜ブックレビュー〜 [歴史全般]

実はこの本、私がこの一年間教わった大学の教授が書いた本なんです。なかなか面白くて、課題が易しい(笑)先生で、同じ授業を受けている学生からは慕われていました。

物語チェコの歴史—森と高原と古城の国

物語チェコの歴史—森と高原と古城の国

  • 作者: 薩摩 秀登
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 新書


内容は著者の専門でもある中世が中心に書かれていましたが、他の「物語…」シリーズとは少し趣が違って、その時代チェコに生きた人々の実像を描き出そうという意図が見られ、独特な切り口という印象を受けました。
教会改革者ヤン・フスは有名としても、書籍作りに生涯を捧げた「プラハの出版業者イジー・メラントリフ」なんて、チェコの人でも「誰!?」と言いたくなるような人物ではないでしょうか。

私も専門にしたい中世の部分が多かったので勉強になりましたが、そのぶん激動のチェコ近代、現代の記述が少ないので、物足りないという人もいるかもしれません。


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