THE MANZAI 2011の感想 その1 [テレビ]
パンクブーブーのお二人、優勝おめでとうございます!
これまでM-1の感想を毎年綴ってきたので、「THE MANZAI 2011」についても書き留めておくべきだと思い、筆を執りました。フジテレビ的な演出もあって、なかなか楽しい時間を過ごさせてもらいました。
放送時間4時間強という長丁場で、中だるみは多少感じましたが、全編を通じて「笑える空気」が演出されていて気楽に見ることができました。この点はM-1の嫌な雰囲気の緊張感はなかったです。
この点での一番の功労者は文句なしでビートたけしさん。初っ端の開会宣言で一気に緊張感を解いてくれたのが、序盤のグループのデキに大きく影響したと思います。
予選を通過した15組+ワイルドカードがA〜Dの4グループにが分かれて、それぞれの組での1位がファイナルステージに進むというルール。審査員は一番面白かった1組に投票して、一番票が多かったコンビが1位。票数は審査員票9票+視聴者投票である「国民ワラテン」の1票。
採点方式に比べて、結果がシビアに出ますが、わかりやすい審査方法だと思いました。恐らく、4組の審査が一度に下されるので時間短縮の意味もあると思います。審査員のコメントも一切なかったです(たけしさんのコメントはところどころで入りました)。
さて、本題のネタの感想に移りましょう。やってるうちに収拾がつかなくなりそうだったので、少し端折ります。票数等に関しては、他のWebページを見てください。
グループA。登場順:囲碁将棋、チキチキジョニー、ナイツ、磁石。
囲碁将棋はほぼ初見でした。トップバッターながら、着実に笑いを取っていて面白かったです。たけしさんからのいい流れをそのまま活かしているように感じました。
チキチキジョニーも初見。フジテレビのゴールデンで芸能人毒舌全開ネタをやる度胸にあっぱれ。楽しんでネタをやっている雰囲気に自然と笑いがこみ上げてきました。
ナイツは言うことなし。一段と完成度が上がっていて、素晴らしかったです。
磁石はどんどん実力をつけてきている印象ですね。個人的には高評価でした。
グループB。登場順:Hi-Hi、テンダラー、スリムクラブ、ハマカーン。
Hi-Hiはかなり高い評価を受けていましたが、この時点ではボケのノリにいまひとつ乗りきれていませんでした。ちょっとツッコミが弱いかなという印象。
テンダラーはシチュエーションコントを数種類ぶつ切りでやったので、なんでもっと展開しないんだろうと思って見ていました。「テレレ〜♪」のところも、尺が長い割に笑いが少ないので、これでワラテンが伸びるのかなと意識がそっちに行ってしまいました。
スリムクラブはツボに入りました。つかみの「宗教です」でやられて、そのまま世界に入り込んで笑っていました。
ハマカーンはやっぱり「ゲスの極み!」ネタ。個人的には昔のネタの方が好きなのですが、ひとつのスタイルとして確立していますね。ただ、このネタで上に行けるかと考えると、ちょっと疑問です。
グループC。登場順:学天則、博多華丸・大吉、アルコ&ピース、パンクブーブー。
学天則はじわじわ来る笑いでした。ただ、オチが弱かった印象です。
博多華丸・大吉はベテランの芸を見せつけに来たという感じのネタでした。無駄がなく、完成されたネタで、カッコ良かったです。
アルコ&ピースはやっぱりコント師でしたね。それを漫才コンテストに殴り込んできて、ここまで上がってくるんですから、実力者です。やりたいことをやって、場を荒らして去る、その上スタイリッシュな芸風が好きです。
パンクブーブーも素晴らしいの一言。起承転結、すべてに計算された笑いがちりばめられていて、オチまで息もつかせない見事なネタでした。笑わせて頂きました。
グループD。登場順:エルシャラカーニ、千鳥、ウーマンラッシュアワー、銀シャリ(ワイルドカード)
エルシャラカーニはカミカミでどうしたのかなと思ったんですが、そういうネタなんですね。それがわかると、このネタを覚えて間違えずに演じるのはすごいなって変なところで感心してしまいました。グダグダを逆手にとったネタで面白かったです。
千鳥は相変わらず独特な世界に誘ってくれて、よくわからないけど面白かったです。
ウーマンラッシュアワーは定番ネタ。パッケージは決まっているんですが、一本調子で展開が少なく、オチが弱いっていう印象になってしまいます。
ワイルドカードから上がってきた銀シャリ。番組のワイルドカードに対する演出も弱かったんですが、もう少し敗者復活の勢いがネタに乗っかって欲しかったです。
記事が長くなったので、ここで筆を置きます。決勝とその他は次回ということで、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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これまでM-1の感想を毎年綴ってきたので、「THE MANZAI 2011」についても書き留めておくべきだと思い、筆を執りました。フジテレビ的な演出もあって、なかなか楽しい時間を過ごさせてもらいました。
放送時間4時間強という長丁場で、中だるみは多少感じましたが、全編を通じて「笑える空気」が演出されていて気楽に見ることができました。この点はM-1の嫌な雰囲気の緊張感はなかったです。
この点での一番の功労者は文句なしでビートたけしさん。初っ端の開会宣言で一気に緊張感を解いてくれたのが、序盤のグループのデキに大きく影響したと思います。
予選を通過した15組+ワイルドカードがA〜Dの4グループにが分かれて、それぞれの組での1位がファイナルステージに進むというルール。審査員は一番面白かった1組に投票して、一番票が多かったコンビが1位。票数は審査員票9票+視聴者投票である「国民ワラテン」の1票。
採点方式に比べて、結果がシビアに出ますが、わかりやすい審査方法だと思いました。恐らく、4組の審査が一度に下されるので時間短縮の意味もあると思います。審査員のコメントも一切なかったです(たけしさんのコメントはところどころで入りました)。
さて、本題のネタの感想に移りましょう。やってるうちに収拾がつかなくなりそうだったので、少し端折ります。票数等に関しては、他のWebページを見てください。
グループA。登場順:囲碁将棋、チキチキジョニー、ナイツ、磁石。
囲碁将棋はほぼ初見でした。トップバッターながら、着実に笑いを取っていて面白かったです。たけしさんからのいい流れをそのまま活かしているように感じました。
チキチキジョニーも初見。フジテレビのゴールデンで芸能人毒舌全開ネタをやる度胸にあっぱれ。楽しんでネタをやっている雰囲気に自然と笑いがこみ上げてきました。
ナイツは言うことなし。一段と完成度が上がっていて、素晴らしかったです。
磁石はどんどん実力をつけてきている印象ですね。個人的には高評価でした。
グループB。登場順:Hi-Hi、テンダラー、スリムクラブ、ハマカーン。
Hi-Hiはかなり高い評価を受けていましたが、この時点ではボケのノリにいまひとつ乗りきれていませんでした。ちょっとツッコミが弱いかなという印象。
テンダラーはシチュエーションコントを数種類ぶつ切りでやったので、なんでもっと展開しないんだろうと思って見ていました。「テレレ〜♪」のところも、尺が長い割に笑いが少ないので、これでワラテンが伸びるのかなと意識がそっちに行ってしまいました。
スリムクラブはツボに入りました。つかみの「宗教です」でやられて、そのまま世界に入り込んで笑っていました。
ハマカーンはやっぱり「ゲスの極み!」ネタ。個人的には昔のネタの方が好きなのですが、ひとつのスタイルとして確立していますね。ただ、このネタで上に行けるかと考えると、ちょっと疑問です。
グループC。登場順:学天則、博多華丸・大吉、アルコ&ピース、パンクブーブー。
学天則はじわじわ来る笑いでした。ただ、オチが弱かった印象です。
博多華丸・大吉はベテランの芸を見せつけに来たという感じのネタでした。無駄がなく、完成されたネタで、カッコ良かったです。
アルコ&ピースはやっぱりコント師でしたね。それを漫才コンテストに殴り込んできて、ここまで上がってくるんですから、実力者です。やりたいことをやって、場を荒らして去る、その上スタイリッシュな芸風が好きです。
パンクブーブーも素晴らしいの一言。起承転結、すべてに計算された笑いがちりばめられていて、オチまで息もつかせない見事なネタでした。笑わせて頂きました。
グループD。登場順:エルシャラカーニ、千鳥、ウーマンラッシュアワー、銀シャリ(ワイルドカード)
エルシャラカーニはカミカミでどうしたのかなと思ったんですが、そういうネタなんですね。それがわかると、このネタを覚えて間違えずに演じるのはすごいなって変なところで感心してしまいました。グダグダを逆手にとったネタで面白かったです。
千鳥は相変わらず独特な世界に誘ってくれて、よくわからないけど面白かったです。
ウーマンラッシュアワーは定番ネタ。パッケージは決まっているんですが、一本調子で展開が少なく、オチが弱いっていう印象になってしまいます。
ワイルドカードから上がってきた銀シャリ。番組のワイルドカードに対する演出も弱かったんですが、もう少し敗者復活の勢いがネタに乗っかって欲しかったです。
記事が長くなったので、ここで筆を置きます。決勝とその他は次回ということで、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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クローヴさん、niceありがとうございます。
by イソップ (2012-01-24 23:34)