「マイナビ Laughter Night」チャンピオンライブ2017鑑賞！

　昨日、ラフターナイトのチャンピオンライブに行ってきました。ナタリーで記事になっているのを確認したので、結果も書きますが、空気階段が2連覇！おめでとうございます。

　「マイナビ Laughter Night」若手芸人発掘番組としてTBSラジオで放送されているネタ番組（土曜日深夜24:00-25:00）で、ネタ収録を無料観覧で視聴者に公開しています。観覧に来た人が投票して翌月の放送でオンエアされるか否かが決まるスタイルで、システムの軸はNHKの「オンエアバトル」に似ています。


　さらにオンエアされたネタについても聴取者が投票して、月間チャンピオンを決定。その月間チャンピオンたちが一堂に会して、昨日、虎ノ門のニッショーホールでチャンピオンライブを行いました。優勝の副賞はTBSラジオで2時間の冠番組（単発）を放送する権利。…ピンと来ない方も多いと思いますが、これってすごいことなんですよ。


　前回王者の空気階段も、この特番で好評を博して、30分のレギュラー番組につながりました。現在はラフターナイト内で24:30までネタパートで、〜25:00までが「空気階段の踊り場」となっています。


　前置きが長くなりましたが、月間チャンピオンとして今回ネタをしたのがこちらの11組。

　この中にみなさんが知っている芸人がどれだけいるでしょう(笑) これが現代のラジオ好きが面白さだけで選んだ11組です。TBSラジオが今、お笑いの最前線を攻めているというのがお分かりいただけるかと思います。


　そこにラジオスター山里亮太(南海キャンディーズ)のMCとゲストのアルコ＆ピースが加わり、会場の雰囲気はラジオ好きにもっとも居心地の良い空間だったと思います。


　ネタの模様はこれから2週にわたって「マイナビ Laughter Night」でオンエアされますので、細かい内容は言いませんが、全組ハズレなしで笑いっぱなしでした。コンテストという面では「声が飛ぶ」というアクシデントのあったカントリーズは可哀想でしたが、それでも舞台に立ち続けて、その状況から笑いをひねり出して漫才として成立させていたのは見事だと思いました。


　投票は真剣に悩みました。チャンピオン大会をライブで観て、お笑いコンテストってこんなに盛り上がるのかという興奮の最中にありながら、全組がウケている状況なわけですから、最後は自分の主観・好みに頼るしかない。


　私がチケットを買った動機は、いま自分が「推し」として挙げているペンギンズとまんじゅう大帝国が出場するからというのが一番でした。この二組ももちろん良かったのですが、私が最後まで迷ったのは、やさしいズ、ルシファー吉岡、空気階段の3組でした。そして今までネタを一度も見たことがなかったやさしいズに投票しました。


　結果は空気階段の2連覇となりましたが、これにも感動しました。ディフェンディングチャンピオンの重圧がある中で、爆発的な笑いをいくつもかっさらっていました。お笑い好きの視聴者たちが、自分たちで選んだチャンピオンを祝福する、この空間にいられて幸せだなと本当に思いました。


　もう一つ嬉しかったのは、山里亮太さんのMCを生で観られたこと。3時間近い長丁場の中、舞台上での集中力が凄まじかった。会場の温度からの客層の判断、ラジオリスナーの多さを読み取ってからのピンポイントで攻めるキラーワードの数々、平子さんの恐ろしい「平子り」に対しても果敢に挑んで、ひとつも外さず的確に笑いを取っていく上手さ、山里さんは会場の空気を完全に支配していたと私は思います。「僕は有楽町です」の一言で大喝采を巻き起こした嗅覚は感動的でした。


　アルコ＆ピースの漫才は、見ていて今回のファイナリストたちとは違う次元にいる感じがしました。もちろん彼らだけがノープレッシャーで、「いっちょやってやるか」ぐらいのテンションで入れているという違いはあると思いますが、自信とか貫禄とかが滲み出ていて、「これが俺たちの笑いだよね」っていうのが分かるようなステージを演じきっている印象でした。これが「板踏んだ回数が違う」ってことなのかな(笑)


　「マイナビ Laughter Night」は、本当に真のお笑い好きが集まった視聴者参加型のお笑いコンテストとして、確固たる地位を築いていきそうな気がしました。これからも応援しています。ラジオからスターが生まれることを期待しています。


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