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渋谷らくご 個性派の洗礼〜12/9(土)17時の回〜 [アート]

 本日はシブラクに行ってきました。渋谷らくご12月9日(土)の17時からの回。演者と演目は以下の通りです。四人すべて初見でした。個性派揃いという触れ込みでしたが、それぞれ全く毛色の違うネタとキャラクターで存分に楽しめました。

blog-391シブラク演目.jpg


 シブラクではたまにあることですが、今回の番組は特殊で、台所おさん、春風亭百栄、入船亭扇里とここまでが真打ちで、トリが二つ目の春風亭昇々という出順でした。


 台所おさん。真田小僧。小賢しい小僧が言葉巧みに父親を翻弄して小遣いを巻き上げるお話。小僧のいたずらっぽい笑顔が浮かんでくる名演でした。


 春風亭百栄。狸から桃太郎後日談へ。前半に可愛らしい狸を演じたかと思いきや、後半は狂気を湛えたイヌ、サル、キジを演じ分ける器用さ。ほんわかした百栄師匠の外観から深みのある芸が垣間見えました。


 入船亭扇里。穴どろ。盗っ人猛々しいを絵に描いたようなネタ。借金で首が回らなくなった男がふとした拍子にダークサイドに墜ちていく話なんですが、どうしようもない人間のなんの救いもない話を作品として見せる落語の凄さを感じました。「人間の業の肯定」という言葉が浮かんできます。


 春風亭昇々。湯屋番。親に勘当された若旦那が色々あって湯屋で奉公をする話。いきなり番台に上がったかと思うと一人で妄想をし始める、かなり危ない人の話。昇々さんの若旦那がはまり役過ぎて素晴らしかったです。枕からテンションが高くて、それがそのまま若旦那のキャラに乗っかってきて、演者と登場人物が融合していく感じがしました。


 落語って演じる人によって、同じ噺も全く違う作品になるんですね。中身も違うし、同じセリフでも笑う部分が違うし、まさに演者の色が出てくる。やっぱり一度は寄席に行くべきだなぁ。


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