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平成の終わりに思うこと [日記]

 2019年4月29日。まもなく平成が終わります。昭和62年に生まれた私にとって、記憶の中にある出来事はすべて平成のものです。


 改元を目前にした今の体感としては、元号なんて意図的に作られた節目であって、世の中なんてのは過去から続く絶えることのない流れの中にあるもので、時代を切り取る作業は後世の歴史家にしかできないことだろうと思っています。


 しかし紛れもなく訪れる変化は、今上天皇 明仁陛下の治世が終わるということです。


 先に書きますが、私は自分の思想について右とか左とかを意識したことはありません。ただ私は平成の平和教育をまともに受けた人間で、極端な平和主義を理想としている自覚はあります。


 私は「平成」という時代について、日本が対外的な平和を維持した時代だと思っています。現代の天皇制では、天皇は“国民の象徴"とされていますが、明仁陛下は私にとってまさに平和の象徴でした。


 昭和に起こったたくさんの悲劇、日本の犯した重い罪科を一身に背負って、これを二度と繰り返してはならないという思いを、その行動で、自ら、我々日本国民に刻み込んだ治世だったと思います。皇后陛下とともに。なによりも朗らかなその笑顔で。日本を包み込むその愛で。


 私はこの御方の治世(敢えて治世と書きますが)に生きられて、本当に光栄でした。心から申し上げます。ありがとうございました。


 極端なことを書きますが、私は平成天皇こそ、ノーベル平和賞を取るべき方だと思います。政治に与することなく、ご自身の信念の元に平和の象徴であり続けた、それだけでも十分、受賞の理由たり得るのではないでしょうか。もっともご自身がお受けになるかどうかは別の話ですが。


 もっと言えば「憲法九条を世界遺産に!」というのも実現してほしいですが、これはまたの機会に。


 平成という時代が未来永劫語り継がれる平和の“はじまりの時代"となることを、心からお祈り致します。


 ひとりの日本国民にして、明仁陛下のいちファンより。


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