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「さよなら たりないふたり」をライブビューイングで鑑賞 [アート]

 三連休の第三弾は11月3日(日)に行われた「さよなら たりないふたり」のライブビューイングです。「田中裕二の野球部」で会ったリスナー友達から、チケットは取ったけど急遽行けなくなったと言われ、ありがたいことに私が譲り受けました。


 TOHOシネマズ新宿のライブビューイングでした。なぜか諸々の写真を取り忘れたので画像なしでお届けします。会場のみなとみらいは元より、各ライブビューイング会場で完売続出の中、もともとチケット争奪戦にも参加していなかった私が来ていいのだろうかと思いつつ、これもなにかの運命なんだろうと思って鑑賞しました。


 出演者は南海キャンディーズの山里亮太とオードリーの若林正恭。私はテレビにおけるお二人の活躍はあまり見ていないのですが、ラジオ番組では「山里亮太の不毛な議論」を数年前から聴いていて、「オードリーのオールナイトニッポン」は聴いていません。なので若林さんの方はあまり馴染みがないというのが正直なところです。


 ただ今回の公演に関しては、こんな若林さんはテレビで見られることはないだろうし、山里さんとの関係性の中で解放されるサイコの部分がエグいほど出ている大興奮の内容でした。


 この公演の前提として、山里さんと若林さんは9ヶ月間会っていない状態で、ネタ合わせも顔合わせも当日の本番の舞台に上がった時が最初という、一発勝負のステージでした。舞台上で制限時間1時間で漫才のネタを考え、完成した時点で合図を出して漫才スタートとなるはずだったんですが…


 始まってから挨拶もそこそこに、へらへら笑いが止まらない若林さんが、ネタ合わせもせずに漫才スタートを宣言。山里さんもスタッフも焦る中、打ち合わせなしのアドリブ漫才がスタートしたんです。


 そこから先は、二人の中で培ってきたセンスをぶつけ合う手加減なしの殴り合いのような応酬が繰り広げられました。終始引っ張っていたのは若林さんでしたが、山里さんがギリギリの所でカウンターを繰り出すような試合展開(笑)


 私には今までに見たことがない笑いのかたちでした。


 近々テレビでもやるらしいので、細かい内容は省きますが、これは二人のライフドキュメントのようなものだと感じました。結婚してからこの先のことを悩んでいた山里さんが、新しいステージに立つための通過儀礼のような、そんなパッケージにまとまったところに、1つのショーとしての素晴らしさを感じました。


 私はお笑い芸人をショーアップして、かっこいいアスリートのように演出するタイプの番組はあまり好きではありませんが、かっこ悪さをさらけ出しながら笑いを取っていくこの人たちのこれからを、ずっと見ていきたいと思いました。


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