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サンジャポと日曜サンデー〜代役が生むイリュージョンの魅力〜 [@与太ガラス]

 2週間ほど前に、爆笑問題の田中裕二さんが新型コロナウイルス陽性となり、レギュラー番組で代役が立てられる状況になりました。ちなみに記事を書いている本日9月7日に退院が発表されています。


 番組の中心的な役割、とりわけMCを担うことが多い田中さんの不在は、制作サイドに大きな影響を与えたと思われますが、代役のキャスティングが見事にハマッたと感じる放送がありました。特に日曜日の生放送のテレビとラジオにおいて、この代役が番組に普段と違うアクセントを生み出していました。


 まずはテレビの「サンデージャポン」。田中さん不在の一週目は“ずん”の飯尾和樹さん。パネラーで出演する時はニュースの流れに関係なくオリジナルの世界観でボケ倒すのが持ち味で、私は大好きな芸人です。しかし、番組を仕切るという役割は慣れてなさそうで、台本を読みながら太田さんのフリに応えるのにかなり苦労していました。ニュース番組という体裁だけに、どうしても進行役をやらなければいけないのが難しいところですが、その中でも「飯尾ワールド」を醸し出せた感はあったので、良かったと思います。


 二週目は霜降り明星のせいやさんが登場。急に降って湧いたこの状況に、自分の立場からツッコミを入れながら、回しも忠実にこなしている姿はお見事でした。たまに進行のためにゲストのトークをぶった切る感じは田中さんに見まがうほどでした(笑) ぶっつけ本番でここまで冷静に対応できるとは思っていなかったので、才能の底が知れないな、と驚いています。


 日曜サンデーは一週目に中山秀征さんが登場。こちらは進行をアシスタントに振れるので、ある程度自由に立ち回れるので、太田さんとヒデちゃんのわいわいトークをまったり聴いていられる感じでした。


 そして、二週目に来た古舘伊知郎さんがすごかった。この日は前半の2時間を古舘さん、後半をリーダーこと渡辺正行さんが担当したのですが、開始から紹介も待たずにマシンガントークを炸裂させる古舘さんの健在ッぷりにリスナーは圧倒されっぱなしだったと思います。早口なのに聞き取りやすく、内容も濃厚で面白い。昔番組で共演している太田さんとの関係も良くて、お互いの呼吸がわかっている感じも安心して聴けました。
(もっと早く報ステ辞めて野に放たれてほしかったというのは言わない方が良いのはわかっています。)


 ヒデちゃんや古舘さんは今更ブレイクもないでしょうが、飯尾さんやせいやさんが代役で新しい魅力を発揮できたことは、今後の活躍に間違いなくプラスになるでしょう。そう言いながら、爆笑問題はかのビートたけしさんの代役で出たオールナイトニッポンでの発言が原因でニッポン放送を出禁になっています。


 ちなみに、この日のメールテーマが古舘さんの出身地にちなんで「北区にまつわる話」だったのですが、赤羽の「ハリウッド」の話を送ったらメールが読まれました。古舘さんのエピソードが聴けるかと思ったら、みのさんの豪遊話にすり替わっていました。興味があったらradikoのタイムフリーで聴いてみてください。


 爆笑問題の日曜サンデー (1) | TBSラジオ | 2020/09/06/日 13:00-15:00
 http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200906130000
 ※radikoで再生可能です。再生開始から24時間以内に合計3時間まで聴取可能です。
 放送から1週間以内限定です。
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