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小篇【ポテュプ】 [小噺・小ネタ]

 短編小説を書きました。2000字程度です。ショートショートと言えるかもしれません。カクヨムにアカウントを作ってそちらで公開しております。謎の物体【ポテュプ】を巡る物語です。


 リンクはこちら↓
 https://kakuyomu.jp/works/16817330665662532827


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VRゲーム「ピクセルクライシス」 第一回XR創作大賞 提出アイデア4 [小噺・小ネタ]

 VRゲーム「ピクセルクライシス-低画素化する世界-」企画書

○メディア・デバイス
 VRゴーグルを装着してプレイするRPG。XRの進歩によっては全身装着のスーツ型デバイスも検討。

○あらすじ
 VRゴーグルをかけるとヴァーチャル空間に実写さながらの世界が広がっている。登場人物も実写で俳優が担当。VR空間で美しい世界を探索することができる。

 しかし、物語を進めていくと、次第に解像度が荒くなっていく。朝起きると登場人物はCGに変わり、世界もCGとわかる状態に変わっている。さらに進めると角張ったポリゴンに、続いてドット絵の世界になり、グラフィックの歴史を逆走しているような状態になる。

 これは時空の歪み?タイムパラドックス?VRの住人たちは自分たちの存在が失われる恐怖を感じ始める。お互いが、これ以上解像度が悪くなると他者を認識できなくなる。そこでプレイヤーと住人たちは世界崩壊の原因を探り、解像度を元に戻す旅に出る…。


○背景・思い
 こだわりたいポイントは実写、CG、ポリゴン、ドット絵、セル画…etcのそれぞれの解像度の世界になっても、VR空間の中で美しく表現されていることです。私の世代(30代前半)は漫画やテレビアニメを見て、ドット絵のゲームを遊びながら育ち、CG技術の進歩とともに大人になった世代です。それぞれの良さを知っていて、今の世の中で過去の技術や作品も淘汰されることなく共存していることに多様性の面白さを感じています。

 だから例えば、ドット絵の世界でも人は物語に没入できるのか、プレイヤーの原体験(人生でアニメを見てきたか、ドット絵のゲームをプレイしてきたか等)によってその没入度は変わるのか、映像、音声、グラフィック、人は何によって感情を揺さぶられるのか、そのあたりを追求できたらいいと思います。

 グラフィックがどんどん進化する中で、逆にどこまで要素を削ぎ落としても、人が現実感を得られるかを問い直したいと思って提案致します。


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AR聖地巡礼 第一回XR創造大賞 提出アイデア3 [小噺・小ネタ]

 AR聖地巡礼。アイデア。メモ書き。


 ドラマのロケ地、アニメの題材になった土地で開催。専用アプリを起動し、スマホ画面をかざすとドラマのシーンが目の前でそのまま見られる。


 この企画をやる前提で作ったドラマであれば、360度全方位からそれぞれの視点で映像がみられるように撮影する時点で360度カメラを使用。アニメだったらスマホ画面の中がぜんぶセル画になって、そのまま360度の視点から再現できればいいなぁ、って思う。


 結局、作る側に予算とやる気があるかどうかの話になってしまいますが、技術的には可能ではないかと思います。聖地となる地域側にインフラ投資の必要がないのが利点かな、とか。


 このアイデアを反転させると、どこでもだれでも享受できるXRを「そこにいかないと享受できない」体験に変えることもできるかもしれません。現実には何も起こっていないのに、スマホをかざすと渋谷のスクランブル交差点で大規模バトルが繰り広げられているとか、京都の町で巨大怪獣が大暴れしてるとか、そこに行って画面を向けないと見られない映像っていうのも面白いかもしれません。

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ARリアル謎解きイベント 第一回XR創造大賞 提出アイデア2 [小噺・小ネタ]

 ARリアル謎解きイベント。のアイデア。メモ書き。


 ある施設(駅?街?テーマパーク?)の中でアプリを起動。スタート地点でスマホ画面をかざすと空間上にルール説明と最初の謎が浮かび上がる。スクショ可能。


 イベント施設内では、目に見えないけどスマホをかざすと見えるメモや張り紙、キャラクターが配置されていて、質問をしたりヒントをくれたりする。記念撮影なんかもできちゃうかも。ゴールにたどり着いたら、AR上でエンディング。スマホ内に映像がそのまま保存できる。


 某地下鉄でやっている謎解きイベントや街を舞台にした地域振興の謎解きイベントは見かけるので、GPSとARの座標を紐付けできれば技術的には実現可能なんじゃないかと思います。すでにやってたりしますかね。


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小説「うかぶ絵、にじむ夢」第一回XR創作大賞 提出アイデア1 [小噺・小ネタ]

 TwitterでXR創作大賞なるものを見つけまして、面白そうだったので応募してみることにしました。XR(VR、AR)に関してはまったくの素人です。ピントがずれていたらそっと閉じてください。


以下、本文

 目を開けると白い壁に囲まれた六畳ほどの空間の中にいた。真ん中に机があり、その上にふわふわと白い紙が浮かんでいる。風になびくほど柔らかくはなく、折り曲げられないほど硬くはない。角度を変えてフラットにして見ると、少し厚手で、表面がざらざらしているのがわかる。画用紙だ。よし、今日はここで絵を描こう。

 目線を動かして画材を探す。右手に棚が現れた。油彩、水彩、色鉛筆…、様々な道具が並ぶ中から、瞬きをして水彩の絵の具セットを選ぶ。虹海堂(にじみどう)製のパステリアルシリーズ。老舗絵具メーカーの同社がVRに参入してから3年経つが、この世界ではトップシェアを誇っている。ヴァーチャルを主戦場にしてきた企業とは混色の深みが違う。お気に入りはトルコ石を砕いて造った青だ。

 ケースは昔ながらの麻袋。なんだかんだで形から入るタイプ。雰囲気って大事でしょ?紐をほどくと筆、パレット、筆洗が飛び出し空間を浮遊する。目線でいつもの位置に誘導し、準備はOK。おっと、絵の具を出すのを忘れてた。絵の具はいつも自分の目線より上の空間に浮かべている。構図を考える時にボーッと上を向くクセがあるから、そのときに思いついた色を直感的に拾えるようにしている。寒色から暖色の順になるように並べ、それを輪っかにしてくるくる回す。色を選ぶ時も瞬きだ。

 筆も選ぼう。まずは平16号。目線と首の動きで筆を動かし、瞬きで色を置く。最初はこの動きに慣れなかったけど、すぐにしっくり来た。手で描いている感覚が欲しければ、かなり精巧なインターフェイスもあるけれど、いまはもうこっちの方が自分の感覚で絵が描ける。リアルで画材に触れてこなかったのもあるのかな。幼い頃に家でぬりえをしていたら、ママに「床とか壁とか汚すんだからやめなさい」って叱られたのをいまでも覚えてる。あれ以来、おえかきは苦手だと思い込んでいた。

 こっちの世界に来るようになって、VR美術館を訪れた時に本当に驚いた。この世界で造られた芸術品は、美しくて、笑えて、なにより自由だった。それからこっちでの創作活動に没頭した。のめりこむと三日三晩描き続けてることもあるから、これから始めようとしてる人は本当に気を付けてね。気付いてなくてもお腹は減ってるし、喉は渇いてるから。気が散るからやだって人もいるけど、アラート機能はONにしておいた方がいい。長時間のご使用はお身体に障ります、ファミコンの頃からの鉄の掟ね。

 そうそう、初めて美術館に行った時に一番感動した作品があってね。それは「おひさま」ってタイトルの彫刻だったんだけど、創ったのが生まれつき腕がない人だったんだ。それが信じられないくらい美しくて、気付いたら涙が溢れていて、もうゴーグルが水浸しになっちゃうくらいだった。

 目線誘導のシステムは四肢に障がいがある人にも芸術を開放したんだ。それは新しい芸術のはじまりだったって言う人もいる。そして、本当の意味でVRに対する世間の目が変わったのもその時だったとも言われている。

 あ、あれ?あーあ、またやっちゃったよ。気付いたら画用紙からはみ出して、アトリエ全部に絵を描いちゃった。またママに叱られる。…なんてね。


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小篇「名を捨て実を取る」アイドルのショート×3(没ネタ供養) [小噺・小ネタ]

「事務所をやめさせてください」


 私の決意は固かった。身体ひとつでこの事務所に入り、今まで耐えてきた。


「市川、本気なんだな。ただし、ウチから出て行く以上、このまま芸能界にいられると思うなよ」


 事務所の悪名は知っていた。両親にも反対された。それでも、あの両親の元にいるよりはいいと思った。


「今まで芸名として使ってきたお前の本名も、二度と名乗れなくなるぞ」


 この事務所がアイドルの本名を商標登録し、それを元にアイドルが辞めないように脅しているという噂も聞いていた。これまでの努力も、高いレッスン料も、もう戻ってこない。それでも、この地獄のような日々が終わるのなら、安いものだと思った。


「お前なんかな、名前だけでウチに置いてやってるようなものなんだ。その名前がなければなんの価値もないんだよ!」


「構いません。この名前は、そっくりそのままお渡しします。今までありがとうございました」


 深々と頭を下げ、事務所をあとにする私の背に、捨て台詞のような言葉が響いた。


「二度と芸能界の敷居をまたぐんじゃないぞ!市川 寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の…」


 こうして私は、いまいましいキラキラネームを捨てたのであった。


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「春の小ネタまつり」〜小ネタの世界にいってらっしゃい〜 [小噺・小ネタ]

 「春の小ネタまつり」なるイベントを観覧しました。「みんなの経済新聞ネットワーク」主催のじわじわくる小ネタのイベント、春の小ネタまつり。「4月8日」を「小ネタの日」として日本記念日協会に認定されていることから、毎年この時期にやっているそうで、私は今回はじめて参加しました。

blog-413春の小ネタ祭り-1.jpg

 なんで4月8日なの?っていう話ですが、「ジワジワくるから小ネタの日」なんだそうです。この由来からしてジワジワくる感じですね(笑)


 メインMCはシブヤ経済新聞編集長の西樹さんとライターのやきそばかおるさん。特別顧問としてライターの渡辺祐さんも登場。リスナー仲間のツテでやきそばさんから直接ご招待を頂いて参加することになりました。結果的に入場無料でした。


 出演者のみなさんが持っているネタがどれもマニアックで、ずっとタモリ倶楽部を見ているような感覚でした(笑) お名前と内容だけご紹介すると…、

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小篇「犬、吠える」犬のショート×3(没ネタ供養) [小噺・小ネタ]

犬、飼い主(主)、飼い主の友人(友)

犬「ワンワン、ウーワンワン、ウーウーワン!」

友「お前の犬、結構吠えるよな」

主「ああ、ちゃんとしつけしてるからな」

友「いやいや、しつけしてたらそんなに吠えないだろ」

主「んーそうかな。ようやくここまで来たんだけどな」

犬「ウー、ウーワン、ウーウーウー」

友「あとお前の犬、やたらそのウーってヤツ、その唸るの多くない?」

犬「ワン、ウーワン、ウーウー」

主「お、なんだお前、お腹空いたのか、よしよし、ちょっと待ってろ」

友「うわ、スッゲェな、犬と会話してるみたいだな、ウケる〜」

主「いや何言ってんだよ、これだけはっきり言ってたら伝わるだろ」

友「え?なにそれ なにそれ?ちょっと待って。え?お前アレ?犬語とか分かっちゃう系のヤツ?うわ〜痛い奴キタわー」

主「おい、お前なに言ってんだよ」

友「それともアレか?バウリンガルか?何年か前にイグノーベル賞受賞したヤツか?アレつけてんだろ」

主「お前なぁ、いい加減にしろよ!ウチの犬をそんなトンデモ発明とかSFみたいなモノと一緒にするなよ!ウチの犬はちゃんと訓練して会話できるようになったんだから!」

友「その“会話”って言ってるのがヤバイんだよ!さっきから何で会話してんだよ!」

主「モールス信号だよ。“ワン”が“トン”で“ウー”が“ツー”な」

友「あ、だからウーが多かったのか…、って十分SFだよ!」

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小篇「スクール帰り」犬のショート×3 (没ネタ供養) [小噺・小ネタ]


ーオレはエル、しばらくの間、飼い主の元を離れてドッグスクールに通っていた。昔はやんちゃしてたが、今では従順なエリートドッグだ。今日、1ヶ月振りに上田家に帰ってきた。


飼い主「おかえりエル〜!会いたかったよ〜!」


犬「ワン」
ーああ、ご主人様!生まれ変わったオレの姿を見てください!


飼い主「じゃあ早速だけど、芸をやってもらおうかな」


犬「ワン」
ー任せろご主人様。今のオレはどんな芸でもできる。スーパードッグだ。訓練所帰りのオレにできない芸はない。


飼い主「おすわり」


犬「ワン」


飼い主「お手」


犬「ワン」


飼い主「チンチン」


犬「ワン」
ーどうだご主人様、こんなの朝飯前さ。こんなもんじゃないぞ、フリスビーでもボールでも、投げてくれればジャンピングキャッチぐらいやってみせるぜ!


飼い主「じゃあ、後方伸身2回宙返り3回ひねり!」


犬「ワン!」
ーいやそれシライ3!人類では白井健三しかできないやつ!しかも跳馬がなきゃムリ!って誰がわかるんだよ!男子体操界初のH難度って誰がわかるんだよ!


飼い主「えー、やってくれないの〜?じゃあ、フロントサイドダブルコーク1440(フォーティーン・フォーティー)」


犬「ワン!」
ーいやそれスノーボードハーフパイプで最も難易度が高いとされる技!日本では平野歩夢が得意としている。平野はこの技を武器に平昌(ピョンチャン)オリンピック金メダルの最有力候補とされている、って誰がわかるんだよ!


飼い主「いや犬なのにそこまで解説できるお前がすごいよ」


犬「ワン」
ーそれはオレのフルネームを見たらわかるだろ。


飼い主「え?上田家のエルだから上田エル?」


犬「ワン」
ー欧米風に読むとエル上田。エル上田はマセキ芸能社所属のお笑いコンビ「エル・カブキ」のツッコミ担当である。


飼い主「お前が行ってたスクールって、マセキタレントゼミナールだったの?って誰がわかるんだよ」

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小篇「しつけ」謝罪のショート×3(没ネタ供養) [小噺・小ネタ]

父「ただいまー」


母「アンタいい加減にしなさい!もう何回目だと思ってるの?」


たかし「ママごめんなさい!もう二度と、もう二度としないからぁ、お願い許してぇ!」


父「おいおい、どうしたんだ」


母「あらアナタお帰りなさい。アナタからも言ってくださいよ」


たかし「ごめんなさい!ホントにもうしませんから、この通りですぅうぅうぅ…!」


母「もう知らないわよ。こっちの身にもなってほしいわ」


父「まあまあ、たかしも謝ってるんだから、許してやったらどうだ」


母「冗談じゃないわよ。さっきからずっとあの調子なのよ」


父「いったい、何があったんだ」


母「今度の学芸会で浮気がバレた旦那役をやるから、謝罪のシーンの練習だって言って、ずーっと役に入ってるのよ」

※※※
父「え?え、どゆこと どゆこと?じゃあなに?小学校の?学芸会で?たかしが?浮気の旦那ってなんだそれは!」


母「劇を通して社会の厳しさを教えるんですって」


父「冗談じゃない!息子にそんな役やらせられるか!クレーム入れて学校側に謝罪させてやる!」

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