こまつ座「人間合格」を観て [アート]
昨日、母に連れられて、こまつ座の舞台を観てきました。「人間合格」はもう結構古い作品で、何度も再演されているらしいですが、私は初めてだったのでかなり楽しめました。
細かい演劇論なんかを私は語れるわけがないので、作品自体の感想を。「人間合格」は、『人間失格』を書いた太宰治の人生を描いたもので、戦前、戦中および戦後の思想が大きく取り上げられていました。日本全体が軍国主義に向かう中で、共産主義を掲げる者たちは抑圧されたり、投獄されたりしていく。でも戦争が終わったとたんにそれまで天皇を崇拝していた人たちがコロッと民主主義者になってしまう。
そんな時代に自分たちの思想に命をかけられた人たちって、どんな精神性を持っていたんだろうと考えてしまいました。
2008-02-13 14:33
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コメント(3)
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一般人は長いものに巻かれて、それが自分の意思だと思える時代、なんでしょうかね?それが良かったかどうかは知りませんが。
by (2008-02-14 01:47)
天川さん、コメント&niceありがとうございます。
そこなんですよ。それが良かったかどうかということは、結局わからないわけで、何が良くて、何が悪かったということも簡単に判断はできないんですよ。
by イソップ (2008-02-14 17:55)
ひかるさん、niceありがとうございます。
by イソップ (2008-02-14 17:56)