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明大文プロ「ハムレット」観てきました。 [アート]

 いまや毎年恒例となった明治大学文化プロジェクト。毎年シェイクスピアの演目を上演していて、今回が第6回公演でした。そして今回の演目は『ハムレット』。今年は11月12〜15日の4日間、全6回公演が行われ、しかも初めてダブルキャストで演じられました。この記事を書いているときにちょうど最後の回が上演中だと思います。

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 私は明治大学に4年通っていて、今年初めて観劇しました。毎年行きたいと思っていて、チケットを取ったこともあったんですが、風邪を引いたり日程が合わなかったりして行くことが出来なかったんです。今回も予定を合わせるのが難しくて、金曜日の夜の回に20分遅れで入ることになりました。


 「ハムレット」自体、観るのは初めてだったんですが、今回の「ハムレット」はいろいろな挑戦をしていました。まずは主役のハムレットとヒロインのオフィーリアが男と女のダブルキャストだということ。つまりハムレットを女性が演じて、オフィーリアを男性が演じることがあるんです。私が見たのは男ハムレットと女オフィーリアのスタンダードな「ハムレット」でした。

 もう一つの目玉は、今回の公演のために新たに翻訳をやり直したということ。コラプターズという翻訳集団を結成して、現代的な訳や日本語でわかりやすい言葉遊びなど、かなり思い切った訳し方をしていました。そういう意味では、笑えて大学生でも楽しめるお芝居になっていたと思います。

 印象に残ったのは主役のハムレット(男)の演技。演出やセリフの妙もあると思いますが、ハムレットが狂ったようになる場面など見事に演じていたと思います。うまいなぁと思いました(笑)

 それから旅役者の一座が演じる劇中劇。これはかなり見応えがありました。糸で吊られたマリオネットのようにパントマイムで演じる役者と、それにセリフを付ける日本の伝統芸能風の語りが見事にマッチしていて、それだけで独特の世界観を作り上げていました。筋とはあまり関係がないシーンですが、完成された演技だったと思います。

 約3時間半の長丁場。飽きさせずに見せたのは脚本が良かったのか、演出が良かったのか、それが問題だ…。シェイクスピアですし、脚本はもちろんいいんでしょうが、それだけに飽きさせないのは難しいんじゃないでしょうか。そういう意味ではセリフの新しさや演出が良かったんだと思います。一緒に観た母は、学生のくせにいいセットでやってるなぁって言っていましたが…(笑)

 自分が不勉強なせいか、物語としての良さはサッパリでしたが…。
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イソップ

Naoさん、niceありがとうございます。

by イソップ (2009-11-21 20:59) 

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