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今度はクジラ!「大哺乳類展ー海のなかまたちー」@科博 [アート]

 前回「大哺乳類展ー陸のなかまたちー」を観に行った同じ友人に誘われて、後継企画展の「大哺乳類展ー海のなかまたちー」に行ってきました。上野の国立科学博物館で7/10ー9/26の期間やっています。

blog-175 大哺乳類展海-2.jpg

 9時開館で9時40分ぐらいに着いたんですが、すでに館内は混み合っていました。夏休みに入って最初の日曜日ですから、当然と言えば当然です。


 陸の方は種類が多かったのでボリュームがありましたが、海の哺乳類でどれだけ展開できるの? と、ちょっと疑っていたんですが、そんな心配は不要でした。私はこの展覧会で、海に棲む哺乳類にもかなりのバリエーションがあると知りました。


 展覧会全体の見どころは、やはり骨格標本。特に展示室のど真ん中にいるシロナガスクジラの標本は大迫力です。

blog-174 大哺乳類展海-1.jpg

 写真に収まり切りません!


 それから、生物関係の展覧会の面白いところは、二つの生物種の比較でしょう。アシカとアザラシの違い、。ハクジラとヒゲクジラの違い、謎のオウギハクジラの特徴など、似ている種の間での違いを解説している部分が、私は一番興味がありました。



 海の哺乳類は、鯨類(げいるい)、鰭脚類(ききゃくるい)、海牛類(かいぎゅうるい)の三つの種類に分けられます。もちろんそれぞれ体の特徴の違いで分類されるのですが、系統図を見るともっと面白いことがわかります。それは三つの種類それぞれが、海に進出した(分類学的な)時期が全く違うということです。つまり、他のどの哺乳類に近い祖先から分かれたかが、一目でわかるんです。


 これは実際に系統図を見ていただきたいんですが、鯨類(クジラ・イルカ系統)はカバやシカ・ウシに近く、鰭脚類(アシカ・アザラシ系統)はイヌ・ネコのラインで、海牛類(ジュゴン・マナティ)はゾウの近くからわかれているです。


 こういうことを知ると、ほんとワクワクするんです。生物進化に対する想像力が膨らんでいくというんでしょうか。


 ※ここから突飛な妄想になるので飛ばしてくれてかまいません。


 つまり、みんな違うスタート地点から海を目指し始めて、それぞれ違う理由で海に棲むように進化した、ということではないでしょうか。もっと飛躍すれば、どんな生物にでも海を目指すチャンスはあって、上手くいけばどんな生物でも成功することができるっていうことですよね。


 だったら、それは空を飛ぶことにも言えるんじゃないかな…、って思っちゃったりするんです。例えば、シカが空を飛ぶような進化をするとか…。可能性の問題として、ですよ。もちろん。


 ただ、それもこれもすべて「突然変異」の結果だって言い出しちゃうと元も子もないんですよねぇ…。私はそこんところに何らかの「意志の力」を認めたいスタンスなんですけど、現代科学ではそうなっていない。う〜ん、純粋知性科学で証明できませんかね(笑)


 9/26までなので、まだまだ時間はありますが、お早めにどうぞ!


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世界遺産

ブログ拝見させてもらいました!こんな催しがあったなんて知らなかったです。
情報ありがとうございます…今度の休日にでも行ってきます♪
by 世界遺産 (2010-07-29 16:58) 

イソップ

世界遺産さん、コメントありがとうございます。
ぜひ行ってみて下さい。

by イソップ (2010-07-29 22:34) 

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