多神教と一神教〜ブックレビュー〜 [霊界・神話・伝説]
江原さんの本と平行して、こんな本を読んでいました。
奇しくも前回の『馬の世界史』と同じ著者でした。
古代のシュメール人が生み出した神々から始まり、メソポタミア一帯、エジプト、ギリシアと古代地中海世界の宗教をことごとく解説し、多神教が一神教へと向かう過程で人々の心にどんな変化が起こっていたのかを検証していました。
江原さんの本と一緒に読んでいたせいか、人々の神との関わりが変化していく中で実際に神は人間にどんなメッセージを送っていたんだろうとか、神と人との会話が古代の文献には残っているということは、古代人の霊能は今より優れていたのかも知れないとかだいぶ霊界に影響を受けながら読み進めました。
この2作品を同時に読んだのは私としてはたいへん意義があったと思います。宗教や神話の誕生に実際に神がかかわっているかも知れないと思って見ることで、私の中で新しい宗教の見方が生まれたからです。
霊界と歴史を結びつけて考えることも面白いのではないかと思うのです。
東地中海の世界は興味のあるところです。
そのいっかんとしてこの本は興味が沸きます。
by yoku (2006-09-27 06:34)
地中海世界は古くから文明が発達しただけに、奥が深いですね。
by イソップ (2006-09-29 17:06)
ちょっと読みにくいかもしれませんが、ウェーバーの『古代ユダヤ教』がお奨めです。なぜ世界中でユダヤ民族だけが唯一神を「創造」したのか、ということが書いてあります(記憶によれば・・・)。太仇問題なのは、分厚い文庫で3巻本、ってことなんですよねぇ。
by kimuko (2006-10-01 03:41)
kimukoさん、コメントありがとうございます。
『古代ユダヤ教』面白そうな本ですね。文庫3巻か…。時間がある時に読んでみます。
私は講談社現代新書で『一神教の誕生』という本を読んだことがあって、それが一応の下地になっています。
by イソップ (2006-10-01 08:12)