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演劇サークル麦の会「黒髪の」 [アート]

 先週の金、土と、二日に渡って行われた演劇サークル麦の会の公演「黒髪の」。実は私の両親が麦の会の役者で、私は幼い頃からここの演劇を鑑賞してきました。そのおかげか、芝居に関しては多少、見る目は養われていると思っています。

 さて、今回の「黒髪の」は、姉妹がやっている長唄教室に大阪に嫁いだ三女が帰ってくるところから話が始まる、笑いもあり、涙もありのお芝居なのですが、現代の社会に関わるテーマが多く取り入れられていて、考えさせられるお芝居でもあります。

 劇中、認知症を患うおじいちゃんが出てきます。そのおじいちゃんは前半はコミカルな役で、気に入らない人がいるとすぐに「赤紙」を書いてしまうのですが、だんだん認知症が進んでいくと手がつけられなくなって、最後には自分が「赤紙」をもらってしまい、老人ホームへ出征することになってしまいます…。認知症の人を持つ家族のどうにもできないつらさが、経済的な面と精神的な面との両面で描かれていて、胸に響いてきました。


↑リハーサル時の写真

 麦の会自体は、会員の高齢化が進んでいて若い人が少なく、毎年「今年が最後の公演だ」と言って始まるのですが、その状態がもう10年くらい続いています。来年もやるようですが、そろそろ私も重い腰を上げなければならないのでしょうか?


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