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色とりどりの絵本の世界 [アート]

 一昨日お墓参りの帰りに、新宿まで戻ったところで美術展に行きました。損保ジャパン東郷青児美術館で、8月30日までやっていた「ちひろ美術館コレクション ミリオンセラーの絵本原画と世界の絵本画家たち」という企画展です。期間ぎりぎりの滑り込み。終わった展覧会のレビューを書くのはどうなのかというご批判はあろうかと思いますが、大目に見てください。

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 この企画展を知ったのは、三省堂で配布されていたこの企画展の割引しおりが最初。写真にもあるクラウディア・レニャッツィの絵がデザインされたセンスのいいしおりで、一目惚れしました。それ以来絶対行きたいと思いながら、友人を誘ったりもしたのですがなかなか予定が合わなくて、ついに最終日になってしまったんですね。

 前に誘ったS君、一緒に行けなくてごめんね。

  美術館に行ったのは午後3時前。最終日とあって、1階エレベータ前は行列ができていたのですが、エレベータが適度に入場制限機能を果たしていて、展示室はじっくり見られるくらいの混み具合でした。

 展示内容はちひろ美術館に所蔵されている世界各国の絵本原画120点。それに加えて原画が展示されている絵本もいくつか読めるようになっていました。原画を見られて、絵本も読める、絵本を紹介するのにはとてもいい展示方法だなと思いました。

 年代的にも、絵本を読む歳ではないので、色々な絵本があって新鮮でした。描く手法もさまざまで、水彩やガッシュはもちろん、切り絵や混合技法なんていうのもありました。中には絵本の中に立体オブジェの写真が出てくるものまであって驚きました。

 展示は作家の出身国別で構成されていたのですが、各国特徴があるなぁという印象を持ちました。同じヨーロッパでも違いが見えましたし、それからイスラム圏、東アジアへと行くとまた全然違う。絵本の文化史というのも研究のテーマになるかもしれないと思いました。

 そんな中に小学校の教科書に載っていた「スーホの白い馬」や小さい頃によく読んだ『はらぺこあおむし』の原画があって、懐かしさを感じました。一般の絵画と違って、子ども向けに描かれた絵本の原画。いつもと違う感性を吸収できたように思いました。

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イソップ

Naoさん、いつもniceありがとうございます。

by イソップ (2009-09-03 09:49) 

イソップ

takagakiさん、niceありがとうございます。

by イソップ (2009-09-03 19:05) 

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