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「森村泰昌 なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の芸術」を観て [アート]

 恵比寿の東京都写真美術館で行われている「森村泰昌 なにものかへのレクイエム」を観てきました。同級生の友達と行ったのですが、向こうは卒業式が終わっていたので一般料金、私は明日卒業式なのでぎりぎり学生料金でした(笑)

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 私は今回、森村泰昌さんの作品を初めて見ました。この方の作品は写真と映像なのですが、さまざまな歴史的事件の登場人物や著名人の姿に扮装して撮るという手法を使っています。


 「20世紀の男たち」というのが中心的なテーマになっていたので、年齢的に元ネタがわからないものもあったのですが、歴史上の偉人、アインシュタインや毛沢東の紛争はわかりやすくて面白かったです。



 この展示会の森村氏の作品に共通して込められているのは、「戦争」と「現代」だと感じました。20世紀をテーマにするということは、やはり戦争の時代を考えるということで、アインシュタインやピカソ、ヒトラーを演じるということは、戦争の時代を演じるということと切り離せないだと思います。


 ヒトラーを演じながら現代の独裁者に警鐘を鳴らした映像作品や、映画「父親たちの星条旗」をモチーフにしたと思われる映像作品《海の幸・戦場の頂上の旗》は、作者自身の言葉で、現代を生きる私たちに善悪とは何か、優しさとは何なのかを訴えているように感じました。


 この展示会は5月9日まで。一般の入場料は1000円です。興味を持った方はぜひどうぞ。

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イソップ

hideyaさん、niceありがとうございます。

by イソップ (2010-03-26 07:54) 

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