道尾秀介『向日葵の咲かない夏』〜ブックレビュー〜 [小説・本の紹介]
こちらも『Story Seller』からピックアップした作家さん。道尾秀介さんの『向日葵の咲かない夏』を紹介します。
正直に言って、あまりいいレビューは書けません。この物語が自分の中でこなれていない感覚がありまして、読み終わってからもすぐに記事にすることができず、ずっと悩んでいたんです。
この小説は、簡単に言えば「不条理なミステリー」と言えるんじゃないかと思います。初めのうちは本格ミステリーという感じで、謎解きを楽しみながら読み進めていくんですが、中盤に来て突然、読み手の足場を崩される瞬間が訪れます。
この感覚は恐怖とも似ていました。それは物語の多くの謎を解くカギで、物語の世界観を壊すようなものではないんですが、ここで読み手は明らかに何かを覆されるんです。私はそれまで信じていた世界が突如ひっくり返って、地面にあったものが空に向かって降ってくるみたいな、そんな感覚に陥りました。
中盤から先は、情景を理解するのに時間がかかりますが、逆に読むスピードは速くなったように思います。ひっくり返った世界に吸い込まれていくように、不条理を楽しめました。
粗筋は敢えて書きません。書こうと思っても、この本の裏表紙に書いてある以上のことは書けないと思います。かなり無責任な記事になりましたが、ご容赦下さい。手に取って、その目で確かめて下さい。きっとあなたにとって忘れられない一冊になるでしょう。
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正直に言って、あまりいいレビューは書けません。この物語が自分の中でこなれていない感覚がありまして、読み終わってからもすぐに記事にすることができず、ずっと悩んでいたんです。
この小説は、簡単に言えば「不条理なミステリー」と言えるんじゃないかと思います。初めのうちは本格ミステリーという感じで、謎解きを楽しみながら読み進めていくんですが、中盤に来て突然、読み手の足場を崩される瞬間が訪れます。
この感覚は恐怖とも似ていました。それは物語の多くの謎を解くカギで、物語の世界観を壊すようなものではないんですが、ここで読み手は明らかに何かを覆されるんです。私はそれまで信じていた世界が突如ひっくり返って、地面にあったものが空に向かって降ってくるみたいな、そんな感覚に陥りました。
中盤から先は、情景を理解するのに時間がかかりますが、逆に読むスピードは速くなったように思います。ひっくり返った世界に吸い込まれていくように、不条理を楽しめました。
粗筋は敢えて書きません。書こうと思っても、この本の裏表紙に書いてある以上のことは書けないと思います。かなり無責任な記事になりましたが、ご容赦下さい。手に取って、その目で確かめて下さい。きっとあなたにとって忘れられない一冊になるでしょう。
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