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「カポディモンテ美術館展」を観て [アート]

 暇を持て余し気味のお盆休み最終日。今日は「カポディモンテ美術館展」を観に、上野の国立西洋美術館に行ってきました。午前中10時半ぐらいに入りましたが、それほどの混雑はありませんでした。


 展示内容はイタリア、ナポリにあるカポディモンテ美術館の所蔵作品の中から、ルネサンスからバロックまでの80点。肖像画数点以外は、ほとんどがキリスト教の主題を扱った宗教画とギリシア神話を扱った作品でした。あと、彫刻や工芸品もいくつかありました。


 宗教画が多く見られたのは個人的には良かったのですが、ちょっとハイライトの少ない企画展だったかなという印象を持ちました。不勉強なだけですが、私の知っている画家の作品はティツィアーノとエル・グレコしかありませんでした…。


 その中で、気に入ったものを数点。



 シスト・バダロッキオの「悔悛するマグダラのマリア」と「祈る聖ペテロ」。連作なのでしょうか、構図が似ていました。天を仰いだ祈りの表情が胸に刺さりました。同時に、自分は神の前で誠実な生き方ができているのかという自問の感情が起こりました。悔い改めが必要なようです(笑)


 続いて、フセペ・デ・リベーラの「悔悛するマグダラのマリア」。天を仰ぐ構図の多いマグダラのマリアが俯(うつむ)き加減の顔のアップだったのが印象的でした。蒼白でどこか諦念を帯びた横顔が美しく儚げでした。


 最後に、マッティア・プレーティの「聖ニコラウス」。これは劇的で勢いのある構図にやられました。祭服の前掛けのような部分(?)の白の鮮烈さと、それが風になびいている雰囲気が単純に好きでした。それだけです。


 ただこれら4点がひとつもポストカードになっていなかったのが残念。どうも主催者側のセンスと私の感性の間に隔たりがあるようです。


 会期は6/26ー9/26の間です。興味がありましたら、足をお運び下さい。


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