フェルメール作品が集結!? 「フェルメール光の王国展」鑑賞 [アート]
フェルメールセンター銀座で開催中の「フェルメール光の王国展」。この展覧会を監修した分子生物学者の福岡伸一さんがラジオで宣伝していたのを聴いて、面白そうだなと思い行ってきました。現存するフェルメールの全「作品」がすべて展示されている豪華な展覧会です。
もちろん、フェルメールの作品の「実物」が並んでいるわけではありません。この展覧会は、今は失われてしまったフェルメール絵画の本来の輝きを取り戻すべく、最新のデジタルリマスタリング技術を使って再制作した「リ・クリエイト」作品の展示会なのです。
展示室では、フェルメールの全37作品を制作年順に並べ、彼の歩んできた生涯を追体験する構成になっています。そのすべてが所蔵美術館と同じ額装を施してあるという徹底ぶり。キャプション、説明書きが一切なかったので、珍しく音声ガイドを借りてしまいました。声は小林薫さんと宮沢りえさん。
フェルメールの全作品が並ぶ展覧会なんて実現し得ないでしょう。本物ではないとわかっていても、迫力がありました。フェルメールに詳しくなかった私でも、すべての作品を見たわけですから、構図や色遣い、創作のテーマなどについてはだいたい把握できました。
もっとも、やはり複製は複製。どんなに実物より美しくても本物ではありません。「リ・クリエイト」の手法は最終的にはカンバスに絵の具をプリントするやり方なので、実物が持つ絵筆の質感や絵の具の盛り上がり、絵の具の匂いといった生々しさや風格のようなものは感じられませんでした。
作品とは別に顕微鏡の発明者レーウェンフックと画家フェルメールの隠された交流に迫る検証展示もありました。分子生物学者の福岡伸一さんらしい企画でした。
フェルメール作品が一堂に会するなんて、またとない機会です。偽物だからと敬遠しないで、行ってみることをオススメします。会期は7月22日(日)までです。
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フェルメールセンター銀座
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もちろん、フェルメールの作品の「実物」が並んでいるわけではありません。この展覧会は、今は失われてしまったフェルメール絵画の本来の輝きを取り戻すべく、最新のデジタルリマスタリング技術を使って再制作した「リ・クリエイト」作品の展示会なのです。
展示室では、フェルメールの全37作品を制作年順に並べ、彼の歩んできた生涯を追体験する構成になっています。そのすべてが所蔵美術館と同じ額装を施してあるという徹底ぶり。キャプション、説明書きが一切なかったので、珍しく音声ガイドを借りてしまいました。声は小林薫さんと宮沢りえさん。
フェルメールの全作品が並ぶ展覧会なんて実現し得ないでしょう。本物ではないとわかっていても、迫力がありました。フェルメールに詳しくなかった私でも、すべての作品を見たわけですから、構図や色遣い、創作のテーマなどについてはだいたい把握できました。
もっとも、やはり複製は複製。どんなに実物より美しくても本物ではありません。「リ・クリエイト」の手法は最終的にはカンバスに絵の具をプリントするやり方なので、実物が持つ絵筆の質感や絵の具の盛り上がり、絵の具の匂いといった生々しさや風格のようなものは感じられませんでした。
作品とは別に顕微鏡の発明者レーウェンフックと画家フェルメールの隠された交流に迫る検証展示もありました。分子生物学者の福岡伸一さんらしい企画でした。
フェルメール作品が一堂に会するなんて、またとない機会です。偽物だからと敬遠しないで、行ってみることをオススメします。会期は7月22日(日)までです。
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やまさん、niceありがとうございます。
by イソップ (2012-04-03 23:04)