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映画「龍三と七人の子分たち」鑑賞 [アート]

 久しぶりに北野映画を劇場で観てきました。「龍三と七人の子分たち」の感想です。ついにたけしさんがコメディを撮ったか!という感慨を覚える作品でした。


 私は北野武監督の作品の、いわゆるガチガチの「ヤクザ映画」がどうも性に合わなくて、「座頭市」以来は観ていませんでした。今回もヤクザを題材にしてはいますが、やっているのは完全にコメディ。鑑賞後に「くっだらない映画!」と言うのが褒め言葉になるぐらいの最高のエンターテインメント作品でした。


 物語は藤竜也さん演じる元ヤクザの龍三が、お年寄りや弱者を狙った詐欺が横行する世の中を憂いて、昔の仲間と共にヤクザを再結成して、詐欺グループとやり合うというもの。


 しかしながら、ストーリーよりも何よりも、高齢の名優たちがヤクザというお題で遊びまくっている様がとにかく面白い。たけしさん流の笑いがあちこちにちりばめられていて、それを「こんな人がこんなくだらないことするの?」っていうぐらい楽しんでやっています。とりわけ中尾彬さんのいじられっぷりが見事です。


 ただ、ここまでコメディタッチで描きながら、老いぼれのはずの元ヤクザたちの方が、現役の若い詐欺集団よりも圧倒的にカッコイイんです。これがすごい。北野映画だからできる映像だなぁって思いました。


 北野武監督が放つ娯楽作品、ぜひGWに足を運んでみてはいかがでしょうか。


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