SSブログ

VRゲーム「ピクセルクライシス」 第一回XR創作大賞 提出アイデア4 [小噺・小ネタ]

 VRゲーム「ピクセルクライシス-低画素化する世界-」企画書

○メディア・デバイス
 VRゴーグルを装着してプレイするRPG。XRの進歩によっては全身装着のスーツ型デバイスも検討。

○あらすじ
 VRゴーグルをかけるとヴァーチャル空間に実写さながらの世界が広がっている。登場人物も実写で俳優が担当。VR空間で美しい世界を探索することができる。

 しかし、物語を進めていくと、次第に解像度が荒くなっていく。朝起きると登場人物はCGに変わり、世界もCGとわかる状態に変わっている。さらに進めると角張ったポリゴンに、続いてドット絵の世界になり、グラフィックの歴史を逆走しているような状態になる。

 これは時空の歪み?タイムパラドックス?VRの住人たちは自分たちの存在が失われる恐怖を感じ始める。お互いが、これ以上解像度が悪くなると他者を認識できなくなる。そこでプレイヤーと住人たちは世界崩壊の原因を探り、解像度を元に戻す旅に出る…。


○背景・思い
 こだわりたいポイントは実写、CG、ポリゴン、ドット絵、セル画…etcのそれぞれの解像度の世界になっても、VR空間の中で美しく表現されていることです。私の世代(30代前半)は漫画やテレビアニメを見て、ドット絵のゲームを遊びながら育ち、CG技術の進歩とともに大人になった世代です。それぞれの良さを知っていて、今の世の中で過去の技術や作品も淘汰されることなく共存していることに多様性の面白さを感じています。

 だから例えば、ドット絵の世界でも人は物語に没入できるのか、プレイヤーの原体験(人生でアニメを見てきたか、ドット絵のゲームをプレイしてきたか等)によってその没入度は変わるのか、映像、音声、グラフィック、人は何によって感情を揺さぶられるのか、そのあたりを追求できたらいいと思います。

 グラフィックがどんどん進化する中で、逆にどこまで要素を削ぎ落としても、人が現実感を得られるかを問い直したいと思って提案致します。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。