アーサー王との出会い [中世ヨーロッパ・騎士物語]
私が初めて読んだアーサー王物語はこの小説でした。
いわゆる「サトクリフ版」と呼ばれるものです。私がこの本を読んだのは3年ほど前ですが、小説なので非常に読みやすく、自然にアーサー王の世界に入って行けたのを覚えています(そのおかげで私が想像するランスロットは不細工なのですが)。
この作品は三部構成で「アーサー王と円卓の騎士」の後に「アーサー王と聖杯の物語」「アーサー王最後の戦い」と続きます。この構成はアーサー王の主題を見事に三つに分けています。すなわち
1,アーサー王の生い立ちと円卓の騎士の物語群
2,聖杯探求の物語
3,王妃グウィネヴィアとランスロット卿の恋愛とアーサー王の破滅の物語
マロリー版と比べて文量は軽めですが要所をしっかりついていますので、この世界にのめり込んでいく足がかりには適しているのかも知れません。
最初に読んだ本ということもあって、私の中では今でもこの作品の印象は強く、私の「アーサー王物語」像を形作っています。(正直言ってマロリー版の印象はあまりありません…。)
皆さんも一度読んでみてはいかがでしょう。
アリスのブログ…はて?
やる気になってくれたみたいで私は酷く嬉しいよホントに。
ナルミヤ国物語は読んだんだっけ?
どうしても耳聞きだけだと脳内でナルミヤ→鳴宮に変換されて、鳴宮君が登場しますね(誰
まぁ私は読んでないけど…連作ハードカバーはもうダメぽ
by Alice (2006-03-02 23:45)
ナルニア国は読んでいませんよ。さすがに巻数が多いですし、私は読みのスピードが著しく遅いですから…。
by イソップ (2006-03-03 07:31)