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雷句誠氏の小学館提訴に寄せて [日記]

 訴状及び陳述書の内容は雷句誠さんのブログに載っています。
 雷句誠の今日この頃。
 要点としては、カラー原画を少年サンデー編集部が紛失したことに対する損害賠償請求ですが、それに伴って雷句誠さんは、陳述書でサンデー編集部の腐敗を指摘しています。私はこれに関する記事を書くべきかどうか、迷っていました。大学3年生である私は、出版社への就職も考えているので、難しい立場なのですが、それも考えた上でコメントしたいと思います。

 「金色のガッシュ!!」は連載ベースですべて読んでいました。ストーリーが完成されていて、バランスが良く、素晴らしい作品だったと思います。週刊少年サンデーも毎週買って読んでいます。陳述書を読んでみて、雷句誠さんが訴えているのは、お金の問題ではなく、漫画の原画の芸術性を認めるべきだということと、作家と編集は対等な立場で作品を創っていくべきだということの2つであると私は理解しました。

 これらの主張には私も共感しますし、これが認められなければ、これからの漫画家さんたちは厳しい立場で仕事をしていくことを余儀なくされるだろうとも思います。それくらい陳述書に書かれている編集者の行動及び、言動は、それが事実ならばかなり酷いものだと感じました。正直、私は出版社を就職先として目指すのを考え直そうかとも考えました。ただ、今は、その中でも自分を失わないで誠実に仕事をすればいいんじゃないかと思うようにしています。この訴訟に関しては、小学館側に真摯な対応を期待しつつ見守りたいと思います。

 それとは別に、陳述書で書いている担当編集者等の個人名を、雷句誠さんがブログにそのまま載せていることについて疑問を持ちました。これに関する本人の主張は本人のブログに載っています。ただ、問題の所在を明らかにするために陳述書に個人名を書くことはあることだろうと思いますが、不特定多数の人が見ることになるブログにそれを載せるのは違うんじゃないかと思いました。これは本当に難しい問題だと思うので、ここで結論は出せません。ただ、書いてある内容を見ても、悪意がこもっているような印象がして、中傷ととらえられかねないと思ったんです。ましてや被害(?)に遭った漫画家さんの名前も書いてあったので、それぞれ、後々になって仕事がしにくくなるのではないかとも感じました。そういう意味で、率直に言って、雷句誠さんにはもう少し慎重に情報を扱って欲しかったという気がしています。

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