【ストライキに遭遇2】 スペイン・イタリア旅行2010 [旅行記]
前回のつづきです。ルフトハンザのストライキで、バルセロナからローマへ行くときの飛行機が飛ばないと知った私たちは、バルセロナに着いてすぐに旅行会社のサポートセンターに電話をし、その日はそのままホテルに向かいました…。
次の日の朝。この日はこれまでお話ししたガウディ巡りをした一日です。モーニングコール代わりに鳴った部屋の電話を取ると、それは旅行会社の日本オフィスからの国際電話でした。サポートセンターから話が行ったのか、日本で独自に動いてくれたのかはわかりませんが、代替便が確保できたという知らせでした。
私たちが乗る予定だったのは、翌日7:50発のミュンヘン行き。ミュンヘン経由でローマに着くのは12:25の予定でした。
最悪、ローマの半日は潰れるということも想定していました。飛行機が取れなければ鉄道で行くことになるかもしれないと言われていたので、そうなるとローマは絶望的かとも思っていました。
おそるおそる便名を聞くと、
アリタリア航空 6:25発 ローマ行き。
はやっ! 想定していたのとは完全に逆の結果でした。やはり先手を打てたことが功を奏したのでしょうか、予定より1時間早い便で、しかもローマ直通便です。これだとローマに8:10に着きます。もちろん搭乗便変更に伴う追加料金もナシ。
まさに願ったり叶ったり。最悪の事態を考えていた私たちとしては、ローマ観光が丸一日増えたようなものです。
しかし、問題がひとつ。
あまりに早い便なので、空港へ行くのに鉄道やバスといった交通機関が使えないのです。これはタクシーを使うしかありません。便利な乗り物とはいえ、海外でのタクシートラブルはよく聞く話。流しの白タクに乗るのは厳禁と『地球の歩き方』にも書いてあります(笑)
ということで、ホテルにタクシーを呼んでもらうことに。仲間3人でフロントに押しかけ、拙い英語で明朝空港へ行くのでタクシーを呼んでもらいたい旨を伝えました。
するとフロントのあんちゃんは、カウンターの外、私たちの隣にいるおっちゃんを指さし「タクシーのことならこの人に聞きな」みたいな雰囲気。おっちゃんもいきなり話に入ってきて「OK。何時に行きたいの?」みたいなことを聞いてきます。
なに? どういうこと? なんでいきなりおっちゃんが入ってくるの?
と思って慎重に聞いていると、なんとこのおっちゃんはタクシーの運転手だったのです!! なんでも、仕事がないからっつってホテルのフロントで休憩していたらしいです。自由だなぁ…(笑)
フロントのあんちゃんも「He is my big friend !」と言っていたので、その言葉を信頼してこのおっちゃんに頼むことにしました。
翌朝早く、おっちゃんのタクシーで空港へ向かい、混乱もなく飛行機に乗れました。おっちゃんは気前が良く、空港が見えたところでメーターを止めてくれ、会計も50セントまけてくれました(笑)
飛行機の中では見事な朝焼けが見られました。これもちょっとしたミラクル!
しかし、何も知らずに当日空港に行っていたらと思うとぞっとしますね。事前に情報が入って、先手先手で行動できたのが、好結果の要因だと思います。この旅では本当に色んな人に助けられました。ありがとうございました。
次回から旅行記も後半戦。長いローマ編が始まります。ご期待下さい。
次の日の朝。この日はこれまでお話ししたガウディ巡りをした一日です。モーニングコール代わりに鳴った部屋の電話を取ると、それは旅行会社の日本オフィスからの国際電話でした。サポートセンターから話が行ったのか、日本で独自に動いてくれたのかはわかりませんが、代替便が確保できたという知らせでした。
私たちが乗る予定だったのは、翌日7:50発のミュンヘン行き。ミュンヘン経由でローマに着くのは12:25の予定でした。
最悪、ローマの半日は潰れるということも想定していました。飛行機が取れなければ鉄道で行くことになるかもしれないと言われていたので、そうなるとローマは絶望的かとも思っていました。
おそるおそる便名を聞くと、
アリタリア航空 6:25発 ローマ行き。
はやっ! 想定していたのとは完全に逆の結果でした。やはり先手を打てたことが功を奏したのでしょうか、予定より1時間早い便で、しかもローマ直通便です。これだとローマに8:10に着きます。もちろん搭乗便変更に伴う追加料金もナシ。
まさに願ったり叶ったり。最悪の事態を考えていた私たちとしては、ローマ観光が丸一日増えたようなものです。
しかし、問題がひとつ。
あまりに早い便なので、空港へ行くのに鉄道やバスといった交通機関が使えないのです。これはタクシーを使うしかありません。便利な乗り物とはいえ、海外でのタクシートラブルはよく聞く話。流しの白タクに乗るのは厳禁と『地球の歩き方』にも書いてあります(笑)
ということで、ホテルにタクシーを呼んでもらうことに。仲間3人でフロントに押しかけ、拙い英語で明朝空港へ行くのでタクシーを呼んでもらいたい旨を伝えました。
するとフロントのあんちゃんは、カウンターの外、私たちの隣にいるおっちゃんを指さし「タクシーのことならこの人に聞きな」みたいな雰囲気。おっちゃんもいきなり話に入ってきて「OK。何時に行きたいの?」みたいなことを聞いてきます。
なに? どういうこと? なんでいきなりおっちゃんが入ってくるの?
と思って慎重に聞いていると、なんとこのおっちゃんはタクシーの運転手だったのです!! なんでも、仕事がないからっつってホテルのフロントで休憩していたらしいです。自由だなぁ…(笑)
フロントのあんちゃんも「He is my big friend !」と言っていたので、その言葉を信頼してこのおっちゃんに頼むことにしました。
翌朝早く、おっちゃんのタクシーで空港へ向かい、混乱もなく飛行機に乗れました。おっちゃんは気前が良く、空港が見えたところでメーターを止めてくれ、会計も50セントまけてくれました(笑)
飛行機の中では見事な朝焼けが見られました。これもちょっとしたミラクル!
しかし、何も知らずに当日空港に行っていたらと思うとぞっとしますね。事前に情報が入って、先手先手で行動できたのが、好結果の要因だと思います。この旅では本当に色んな人に助けられました。ありがとうございました。
次回から旅行記も後半戦。長いローマ編が始まります。ご期待下さい。
ほりけんさん、niceありがとうございます。
by イソップ (2010-03-13 20:29)
(まだ全部読めていないけど)大冒険だったみたいですね!!
自分らもフランス行った時、タクシー呼んだり色々しました。うまくプランが回った時は、思わずガッツポーズしたくなります(笑
次も期待しておりますよ!
旅先から帰ってきたら全部読みます^^
by アマカワ (2010-03-14 19:28)
アマカワさん、コメント&niceありがとうございます。
大変でしたが、楽しい旅でした。トラブルがあって、それであれこれ考えるのも旅の醍醐味だと感じました。
こちらこそ、そちらの旅行記も楽しみにしてます!
by イソップ (2010-03-14 23:16)