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【ローマ2日目その1 バチカン博物館とサン・ピエトロ大聖堂】 スペイン・イタリア旅行2010 [旅行記]

 ローマ2日目は、この旅で3カ国目となるバチカン市国へ入国! と言っても入国審査などはまったくなく、多くの観光客にとってはサン・ピエトロ大聖堂という観光スポットを見るだけの場所ですが…。


 私たちは朝イチで、まずはバチカン博物館に行きました。博物館も大聖堂の一部と考えていいと思うのですが、入口は別になっています。開館時間の9時前後に着いたのですが、時期もあってかそれほど混雑しておらず、5分ぐらい並んだだけで入れました。


 バチカン博物館は学割で8ユーロ。サン・ピエトロ大聖堂は無料ですが、クーポラに上るときは別途料金がかかります。


blog-044 バチカン博物館-1.jpg

 バチカン博物館の中は広く、迷路のように入り組んでいました。写真はラオコーン群像が置かれている中庭。あちらこちらに西洋史の教科書で見た覚えのある美術品があり、目が回りそうでした。


blog-045 バチカン博物館-2.jpg
 こちらは地図のギャラリー。


 素晴らしかったのはシスティーナ礼拝堂。ミケランジェロ作の「最後の審判」には圧倒されました。実物を見るとやっぱり違う。礼拝堂の光の入り方と一体になった明暗の付け方と精緻な肉体表現を目の当たりにすると、まさに今、キリストが目の前にいるかのような錯覚を覚えてしまうんです。


 「天地創造」などを描いた天井画でも同様で、どこまでが本物の柱でどこからが絵なのかがわからなくなるほどでした。立体表現、だまし絵の境地という印象でした。


 博物館内はほとんど撮影OKですが、システィーナ礼拝堂だけ撮影NG。写真を撮っていたら壁画をじっくりみることができないと思うので、正直ありがたかったです。


 もうひとつ、強く惹かれたのがラファエロの傑作「キリストの変容」。

blog-046 キリストの変容.jpg

 色彩の鮮やかさ、そして質感のリアルさが群を抜いて素晴らしい。先ほどの「最後の審判」を「3D映画の極致」と例えるとすれば、こちらは「デジタルハイビジョンの極致」と言えると思います。絵の前に何時間でもたたずんでいたい作品でした。


 どちらもぜひ実物を見てください。


 博物館を見終わったときには、もうお昼どき。併設するカフェテリアで昼食を取った後、私たちはサン・ピエトロ大聖堂へと向かいました。



blog-047 サン・ピエトロ大聖堂-1.jpg

 サン・ピエトロ大聖堂。ローマ法王が座するカトリック教会の総本山。現在の聖堂はブラマンテやミケランジェロなどが設計、建設に携わったことでも有名です。


 内部は広く、ミケランジェロの彫刻「ピエタ」などのさまざまな美術品が置かれていました。

blog-049 サン・ピエトロ大聖堂-2.jpg

 ベルニーニ作「聖ペテロの椅子」は、横からの光が入って神秘的な雰囲気を湛えています。


 調子に乗ってこんなことも。

blog-050 サン・ピエトロ大聖堂-3.jpg

 窓からの光を受けて祈るイソップ。左下で跪いているのが私です(笑)


 ローマ・カトリックの中心で信仰に目覚めたイソップでした。なんつって。

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イソップ

ほりけんさん、niceいつもありがとうございます。

by イソップ (2010-03-18 23:36) 

イソップ

紺碧の書架さん、初めまして。
niceありがとうございます。

by イソップ (2010-04-01 23:12) 

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