定期入れ紛失騒動歌：騎士堂〜Knight Hall〜：SSブログ

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定期入れ紛失騒動歌　[日記] [編集]

　おバカな実話にしばしお付き合い下さい。

　ＧＷ明け初出勤。いつものように自転車に乗り、6:25に家を出発した私は、通勤のため恵比寿に向かいました。駅の自転車置き場にチャリを止め、さっとパーカーのポケットに手を入れると、そこにあるはずの定期入れがありません！

　間違いなく家から駅までの間で落としたのです。若干のパニックに陥った私は、来た道にあるだろうと再びチャリに乗り、家までの道を戻ります。

　定期入れの中には、恵比寿ー川越間の鉄道定期券、川越駅からのバス定期券、定期とは独立したSuica（4500円ぐらい）、バスカード（490円）etc. が入っています。

　必ずどこかにあるはずと、地面に目を凝らしながらチャリを漕いでいると、いつの間にか自宅の前に。せっかくなので家の中まで戻ってみたものの結局見つからず。さすがに遅刻するので、仕方なく再度駅まで行って、切符を買って会社まで向かいました。

　緩やかなパニック状態のまま池袋。改札を出ようとすると赤信号。買った切符が10円足りなかったようです。精算機を探すもなかなか見つからず、構内をさまよってなんとか発見＆発券。改札を出たら今度は東上線の券売機がありません。

　またも構内をさまよって、普段使わない改札に行って券売機を見つけ、川越まで450円だったので、500円玉を投入。すると500の数字まで光ったので、迷わず500のボタンを押し…

　あっ。…えっ？

　マジかよオレ。

　えっとこういう場合は…、考えている時間とゆとりはないのです。とりあえず急行電車に乗って、川越駅に着きました。駅員さんに言えば大丈夫かなと思ったら、「乗ってこられちゃうとお金お返しできないんですよねぇ」。

　へぇ〜。覚えておきます。次はないと願いたいけど。

　私はいったいどうしてしまったんでしょう。まさにアドリブの弱さを露呈する行動の数々。それから、日本の鉄道会社は切符を買う利用者に冷たすぎですよ。それとも、Suicaの登場とともに切符を買うという概念を忘れてしまった私が悪いんでしょうか。…後者でしょうね。

　出社時刻にはなんとか間に合い、定期入れ自体は、お昼には警察に届けられていたようで、損害は私の今日の通勤交通費（＋50yen）だけで済みました。では、なぜ定期入れを落とすことになったのかについて検証しましょう。

1．服装の変化
　ＧＷ中にだいぶ暖かくなってきたので、会社に着ていく服装が変わりました。それまではパーカーの上に一枚羽織って、そのジャンパーの割としっかりしたポケットに定期入れを入れていました。しかし、今日はパーカーのみで、そのパーカーの何とも頼りない、浅く横向きのポケットに定期を入れていたのです。なによりも驚くべきは、このことの危険性に私が全く気づかなかったことです。

2．自転車通勤
　おそらく、歩いて駅に向かうのであれば、まず落とすことはなかったでしょう。歩きならパーカーが揺れることはほとんどありませんし、たびたびポケットに手を入れて確認することもできます。チャリだとちょうどペダルを漕ぐ足がパーカーのポケットに当たるので、その拍子に転がり落ちるということは容易に想像できます。驚くべきは、このことの危険性に私が全く気づかなかったことです。

3．財布の位置
　最近まで、私は財布をズボンの尻ポケットに入れていました。しかし、そうすると座ったときの姿勢が悪くなることに気付き、ちょっと前からズボンの前のポケットに入れるようにしたんです。ズボンの前に財布、上着のポケットに定期入れが基本のスタイルとなり、冬場はこれで良かったのですが、ここに落とし穴があったんです。

　実は、それまで夏場は、上はＴシャツのみなど、ポケットのない上着を着るようなとき、ズボンの尻ポケットに財布、前ポケットに定期入れを入れていたんです。たぶん、今日のパーカーを着るときにも、去年まではそのようにポジショニングしていたはずです。

　しかし今日は、前ポケットに財布が入っていました。つまり、明らかに頼りないパーカーのポケットに何の違和感もなく定期入れを入れたのは、ズボンの前ポケットをすでに財布が占領していたからなのです。

　以上で、落とし物正当化検証を終わります。みなさん、季節の変わり目は落とし物に注意しましょう♪

　それにしても、届けて下さった方にはいくら感謝してもしきれませんが、定期入れの中のものには住所も電話番号も書いていなかったのに、警察の方もよく調べて下さったと思います。

　改めて、神はいると認識しました。この世に溢れるすべての善意に感謝します。本当にありがとうございました。

　そして、お騒がせしてすみませんでした。