「フランク・ブラングィン展」で感動 [アート]
記事にするのが遅くなりましたが、5月5日に上野の国立西洋美術館に行ってきました。鑑賞したのは国立西洋美術館開館50周年記念事業「フランク・ブラングィン展」。ブラングィンはほとんど知らない芸術家だったのですが、この展覧会で絵を見て、一目で好きな絵だと感じました。
ブラングィンは松方コレクションの収集と関係が深い人物らしく、そのこともあって50周年記念の展示で企画されたようです。
この展覧会で面白かったのは、絵画だけでなく椅子や机などの工芸品や、建築デザインなども展示されていたことです。ブラングィンはアーツ・アンド・クラフツ運動に参加していて、パリの店【アール・ヌーヴォ】の外壁デザインも行っています。展示を見ても、かなり多様な分野で作品を残していることがわかりました。
私が特に感性を揺さぶられたのは、大画面の絵画でした。地中海南岸から中東、インドあたりと思われる情景を描いた作品がいくつかあったのですが、それらがとてもいいと感じました。ただ、何が良かったのか、まだ的確な言葉が見つからないでいます。
もちろん私の私的な感想ですが、なぜかスクウェアの「ロマサガ」シリーズを思い出しました。いや、どちらかというと「サガフロ2」や「アンリミテッドサガ」の方が近いでしょうか。決して鮮やかとは言えない色合いで、どこか土っぽい風合い。輪郭線の色の付け方、影の置き方、縁取りの色味が独特で、無性に好きだと感じました。
印象派の淡さとも違い、写実主義の忠実さとも違う、テイストとしてはミュシャに近いという印象です。ブラングィンは、今述べた“異国風の”絵の他に、労働者の働く姿を写した絵も描きました。もしかしたら、この両者に共通する“土っぽさ”は、時代の色なのかもしれません。
あまりにも言葉足らずで、私の受けた衝撃を表現しきれていないのが残念なのですが、とにかくこの芸術家にグッときました。そして勢い余って図録も買ってしまいました。絵画以外にも、様々な見所がある展覧会です。会期は5月30日まで。興味を持たれた方はぜひどうぞ。
ブラングィンは松方コレクションの収集と関係が深い人物らしく、そのこともあって50周年記念の展示で企画されたようです。
この展覧会で面白かったのは、絵画だけでなく椅子や机などの工芸品や、建築デザインなども展示されていたことです。ブラングィンはアーツ・アンド・クラフツ運動に参加していて、パリの店【アール・ヌーヴォ】の外壁デザインも行っています。展示を見ても、かなり多様な分野で作品を残していることがわかりました。
私が特に感性を揺さぶられたのは、大画面の絵画でした。地中海南岸から中東、インドあたりと思われる情景を描いた作品がいくつかあったのですが、それらがとてもいいと感じました。ただ、何が良かったのか、まだ的確な言葉が見つからないでいます。
もちろん私の私的な感想ですが、なぜかスクウェアの「ロマサガ」シリーズを思い出しました。いや、どちらかというと「サガフロ2」や「アンリミテッドサガ」の方が近いでしょうか。決して鮮やかとは言えない色合いで、どこか土っぽい風合い。輪郭線の色の付け方、影の置き方、縁取りの色味が独特で、無性に好きだと感じました。
印象派の淡さとも違い、写実主義の忠実さとも違う、テイストとしてはミュシャに近いという印象です。ブラングィンは、今述べた“異国風の”絵の他に、労働者の働く姿を写した絵も描きました。もしかしたら、この両者に共通する“土っぽさ”は、時代の色なのかもしれません。
あまりにも言葉足らずで、私の受けた衝撃を表現しきれていないのが残念なのですが、とにかくこの芸術家にグッときました。そして勢い余って図録も買ってしまいました。絵画以外にも、様々な見所がある展覧会です。会期は5月30日まで。興味を持たれた方はぜひどうぞ。
hideyaさん、niceありがとうございます。
by イソップ (2010-05-08 09:08)
ああ、コレ、気になってたんですよ!!
行ってみるかなー。
by アマカワ (2010-05-10 23:07)
アマカワさん、コメント&niceありがとうございます。
アマカワさんも楽しめると思いますよ。上野ですし、是非行ってみて下さい。
by イソップ (2010-05-11 22:44)