一歩遅れてスワローズ2011総括 [スワローズ]
クライマックスシリーズが終わり、日本シリーズも幕を閉じて、激しい首位争いを演じた2011年のペナントレースは遠い昔のことのようです。今年も、野球の季節が行き過ぎました。
少し遅くなりましたが、一年間、熱を込めて、愛を込めて(私は主にテレビ観戦でしたが)応援し続けた東京ヤクルトスワローズのことを、やはり書いておこうと思います。
スワローズの最終成績は70勝59敗15分。優勝した中日は75勝59敗10分で、最終ゲーム差は2.5でした。今年を象徴するのは引き分けの数、その多さでしょう。
シーズンの大半を首位で過ごしたスワローズ。首位を走るチームにとって引き分けは「負けなかった引き分け」であり、下位チームにプレッシャーを与える引き分けでした。しかし、首位を陥落したその途端、それまでの引き分けは「勝てなかった引き分け」に姿を変えました。
3時間30分の壁。試合時間に制限を設けたこのルールが、今年のペナントレースの結果に少なからず影響を与えたことは間違いありません。このルールに泣いた試合、このルールに助けられた試合、どのチームにもそれぞれあったでしょう。
ただこれは、すべてのチームに課せられた条件であって、平等な特別ルールです。いわば、もしも「プロ野球の試合時間が3時間30分だったら」の結果のひとつに過ぎません。良く解釈すれば、今年プロ野球ファンはとても貴重な体験をしたということになります。
話が逸れました。改めまして、このテーマに絞りましょう。
○今年のスワローズ快進撃の立役者は誰か。
素直に言って、まず頭に浮かぶのは小川監督です。もしくは参謀こと佐藤真一コーチ。この二人がベンチで並んでなにやら話している印象が強いですね。若手選手が中心で大スターと言える選手が少ない中、最終盤まで首位に立つ野球ができたのは、小川監督の采配によるところが大きいと私は思います。
監督はそうだとしても、やはり選手の名前を出さないわけにはいかないでしょう。スワローズに限らず、全体を見渡しても突出した成績が見あたらないのが今シーズンのセ・リーグです。
そんな中、ホームラン王に輝いた我らがバレンティン選手(36本)。彼が打つたびにチームは勢いに乗り、連勝を繰り返しました。確かにその側面はありますが、いかんせん率が悪い…。打率.228は規定打席到達打者の中でワースト(24位)です。ちなみに三振数もリーグワースト(131)なので、まさに三振かホームランを体現した、実に面白い選手と言えるかもしれません(笑)
もう二人、名前を挙げておきましょう。それぞれ打率と打点でチームトップだった宮本選手と畠山選手です。
40歳を越えて3割台の打率を残し、ゴールドグラブ、ベストナインをも獲得した宮本選手。この方なくしてスワローズは語れません。唯一優勝を経験し、勝負所で必ずチームを鼓舞するリーダーシップも持っています。スワローズの精神的支柱と言えるでしょう。
不動の四番となった畠山選手。タイトルには手が届きませんでしたが、ホームラン26本は巨人ラミレスに並ぶ2位、打点85はリーグ3位でした。打線の中心となって打点を稼ぐ頼もしい四番打者でした。
ここまで3人の選手の名前を出しましたが、やっぱり彼らだけには限れません。田中浩康選手の62犠打はリーグダントツ1位ですし、指を骨折しながら投手陣をリードした相川捕手の執念も忘れられません。
先発投手では勝ち星に恵まれないながら石川、館山の両エースが防御率2点台の活躍でしたし、由規、七條、赤川など若手の台頭もありました。新人の久古投手が待望の左のワンポイントとして活躍したのも素晴らしかったです。
上手くまとめたつもりじゃないですが、今年のスワローズは全員野球。「心をひとつに」して戦ったのが、快進撃につながったと言えるのではないでしょうか。
長々と失礼しました。来年もスワローズがワクワクする野球を見せてくれることを心から願って、筆を置かせて頂きます。
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少し遅くなりましたが、一年間、熱を込めて、愛を込めて(私は主にテレビ観戦でしたが)応援し続けた東京ヤクルトスワローズのことを、やはり書いておこうと思います。
スワローズの最終成績は70勝59敗15分。優勝した中日は75勝59敗10分で、最終ゲーム差は2.5でした。今年を象徴するのは引き分けの数、その多さでしょう。
シーズンの大半を首位で過ごしたスワローズ。首位を走るチームにとって引き分けは「負けなかった引き分け」であり、下位チームにプレッシャーを与える引き分けでした。しかし、首位を陥落したその途端、それまでの引き分けは「勝てなかった引き分け」に姿を変えました。
3時間30分の壁。試合時間に制限を設けたこのルールが、今年のペナントレースの結果に少なからず影響を与えたことは間違いありません。このルールに泣いた試合、このルールに助けられた試合、どのチームにもそれぞれあったでしょう。
ただこれは、すべてのチームに課せられた条件であって、平等な特別ルールです。いわば、もしも「プロ野球の試合時間が3時間30分だったら」の結果のひとつに過ぎません。良く解釈すれば、今年プロ野球ファンはとても貴重な体験をしたということになります。
話が逸れました。改めまして、このテーマに絞りましょう。
○今年のスワローズ快進撃の立役者は誰か。
素直に言って、まず頭に浮かぶのは小川監督です。もしくは参謀こと佐藤真一コーチ。この二人がベンチで並んでなにやら話している印象が強いですね。若手選手が中心で大スターと言える選手が少ない中、最終盤まで首位に立つ野球ができたのは、小川監督の采配によるところが大きいと私は思います。
監督はそうだとしても、やはり選手の名前を出さないわけにはいかないでしょう。スワローズに限らず、全体を見渡しても突出した成績が見あたらないのが今シーズンのセ・リーグです。
そんな中、ホームラン王に輝いた我らがバレンティン選手(36本)。彼が打つたびにチームは勢いに乗り、連勝を繰り返しました。確かにその側面はありますが、いかんせん率が悪い…。打率.228は規定打席到達打者の中でワースト(24位)です。ちなみに三振数もリーグワースト(131)なので、まさに三振かホームランを体現した、実に面白い選手と言えるかもしれません(笑)
もう二人、名前を挙げておきましょう。それぞれ打率と打点でチームトップだった宮本選手と畠山選手です。
40歳を越えて3割台の打率を残し、ゴールドグラブ、ベストナインをも獲得した宮本選手。この方なくしてスワローズは語れません。唯一優勝を経験し、勝負所で必ずチームを鼓舞するリーダーシップも持っています。スワローズの精神的支柱と言えるでしょう。
不動の四番となった畠山選手。タイトルには手が届きませんでしたが、ホームラン26本は巨人ラミレスに並ぶ2位、打点85はリーグ3位でした。打線の中心となって打点を稼ぐ頼もしい四番打者でした。
ここまで3人の選手の名前を出しましたが、やっぱり彼らだけには限れません。田中浩康選手の62犠打はリーグダントツ1位ですし、指を骨折しながら投手陣をリードした相川捕手の執念も忘れられません。
先発投手では勝ち星に恵まれないながら石川、館山の両エースが防御率2点台の活躍でしたし、由規、七條、赤川など若手の台頭もありました。新人の久古投手が待望の左のワンポイントとして活躍したのも素晴らしかったです。
上手くまとめたつもりじゃないですが、今年のスワローズは全員野球。「心をひとつに」して戦ったのが、快進撃につながったと言えるのではないでしょうか。
長々と失礼しました。来年もスワローズがワクワクする野球を見せてくれることを心から願って、筆を置かせて頂きます。
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