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『ルノワール展』鑑賞 [アート]

 国立新美術館で開催されている『ルノワール展』を観てきました。オルセーとオランジュリーの所蔵作品がかなりの作品数で来日していました。しかも8割ぐらいがルノワール本人の作品だったので、存分に堪能できました。

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 ピエール・オーギュスト・ルノワールは印象派の画家で、日本でもかなりの人気がある画家です。私もルノワールを主役にした企画展は何度か足を運んでいますが、いつも混雑している印象です。


 有名な作品はいくつもありますが、今回は『都会のダンス』と『田舎のダンス』が揃って来日しているほか、『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』など代表作も沢山来ていました。


 展示はテーマ毎に分けられていて、肖像画から始まり、風景画や舞踏会、裸婦画などがありました。意外だったのは風景画。ちょっと見た感じではモネの作品かと思うほど、描写が似ているように思いました。


 都市の生活、とりわけ舞踏会を描いた作品のコーナーでは、同時代の同じ主題を描いた画家の作品がいくつか並べられていました。そこでは当時のパリの社交界、「舞踏会」という空間の異質な雰囲気というか、どこか現実とかけ離れたような世界観が見て取れて面白かったです。


 同じテーマを描きながら、印象派と写実主義の画家とでは、全く違うアプローチで描いているというのも、この時代のパリ絵画界の多様性を感じました。


 全体を通して、作品数も、構成も、わかりやすさも良くて、大満足でした。人の多さに目をつぶれば文句なしです。お時間がある方はぜひ一度足をお運びください。


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イソップ

DorakenBegiさん、しゅわっちさん、ユメクレアさん、niceありがとうございます。
by イソップ (2016-07-18 23:01) 

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