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上野から「アラビアの道」へ旅立って [アート]

 先日、大学時代の友達と久しぶりに会うというので、上野の博物館に行きまして、東京国立博物館の表慶館で開催されている「アラビアの道」展を観てきました。

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 1月から始まっていたみたいですが、会期が5月まで延長されていますね。それだけ好評なのでしょうか。

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 表慶館の建物自体が美しくて、その向こうに流れる雲も雄大だったので風景をぱちり。


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 まず驚いたのは館内撮影OKの張り紙。大半が考古学的出土品だから著作権がないのでしょうか。ただ、あんまり中の写真を載せるのもよくないと思いますので、エントランスの部分だけご紹介。


 タイトルの「アラビアの道」の名の通り、展示品はアラビア半島からの出土品が中心でした。時代は広く旧石器時代から現代まで。


 紀元前2000年ぐらいの石の器に施された模様は、現代のデザインであってもおかしくないと思えるほど完成されたものもありました。特に面白かったのは紀元前から紀元後になるところで異文化が一気に流入してきた時代のあたり。ギリシアの神々の像が出てくると西洋の表現が唐突に増えてきて、文化が混交してきたことがわかります。


 さらに進むとイスラームが誕生し、イスラムの文化が花開いていきます。ここで大きく変わるのは、芸術表現に像がなくなり、幾何学模様と文字の装飾が中心になることです。展示の一区画が「墓碑」で埋め尽くされているのは、なかなか見応えがありました。墓碑が装飾文字(カリグラフィー)の文化を認める手がかりになるというのも面白いです。


 史学を学んだ仲間とあーだこーだ言いながら見て回るのは、楽しいものです。美術館、博物館もいいものです。上野で異文化を知る旅、してみませんか。


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