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映画『MOTHER(マザー)』を観て考えたこと [アート]

 映画『Mother』を観てきました。私はTBSラジオのプロモーションを聴いて、長澤まさみの演技が観たいというのと、「カーボーイ」に出てた阿部サダヲが決定打となって鑑賞するという行動に至りました。渋谷のTOHOシネマズ、前後左右ひとつずつ空けて。

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 先に言うと、この物語の登場人物に、私は共感できなかったです。でも、だからこそそこに描かれている世界のことを考えるのは大切で、理解しようとすることには意味があるんだと思います。


 実話を基にした物語、孫による祖父母の殺害事件、そこにあった母への愛、等等。事前に把握できるあらすじだけでオチまでネタバレされている映画なので、最初からハードルは高いんですよね。こういう作品のレビューを書けば、辛口になるのは当たり前で、役者の演技に目が向くのも必然です。でもこの物語で考えなきゃいけないのは、やっぱりテーマの方ですよね。


 しっかり感想を書くとなると、どうしてもネタバレが以下の閲覧はご注意ください。

続きを読む(ネタバレあり)


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