シルバーバーチの本 [霊界・神話・伝説]
江原さんの本に続き、こんなスピリチュアルに関する本を読んだ。
シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ—真実の愛であなたが変わる
- 作者:
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 2002/06
- メディア: 単行本
シルバーバーチとはインディアンの霊(を中継役にした3000年ほど前に地上に生きた高級霊)で、20世紀前半からモーリス・バーバネルというアメリカ人を霊媒として地上に死後の世界の存在、霊界の真理、神の存在を訴えたそうです。
そのくらいしか予備知識はなかったのですが、霊界の真理の究明を渇望していた私はすぐにこの本に取りかかりました。
得られた真実は大きかったのですが、江原さんの方がわかりやすいというか、物腰が柔らかいという印象を受けました。シルバーバーチ自身が高級霊だからか、少し我々に対する要求が高すぎるような気がしてしまうんです。もちろん、彼の言っていることの核心はただ一つ「人のために役に立つ人生を送れ」ということだけなのですが。
しかし、人物としてのイエスを垣間見ることが出来たのはうれしかったです。それぞれの宗教の発生はそれ自体は自然法則の一つの顕現だった、というのはとても興味深いことで、そう考えるとムハンマドが天使ジブリール(ガブリエル)から啓示を受けたというのもあながち間違いではないのかも知れません。
霊的真理が世界中に普及することを願い、私も日々努力しようと思います。
『ハーメルンの笛吹き男』〜ブックレビュー〜 [霊界・神話・伝説]
先日亡くなられた西洋中世史研究の重鎮、阿部謹也さんの名著です。
もともとこのお話を耳にする機会がなく、予備知識を全く持たずに読んだのですがたいへん興味深く読めました。
阿部さんはこの本を通してハーメルンの笛吹き男伝説の真相を探るとともに、この伝説が生まれた当時の人々(都市民や下層民、そして遍歴芸人など)の生活実態、そして人々の心的構造までも解き明かそうとしていました。
その中で過去に展開されてきた様々な研究を再度検証し、それぞれを解説していました。
私としては伝説の検証はともかく、中世の世界が生き生きと伝わってきたことが面白かったです。それから歴史学の研究の方法も学ばせて頂いた気がします。これから私が歴史学を勉強していく上でこの本はかなり意味があったと思います。
多神教と一神教〜ブックレビュー〜 [霊界・神話・伝説]
江原さんの本と平行して、こんな本を読んでいました。
奇しくも前回の『馬の世界史』と同じ著者でした。
古代のシュメール人が生み出した神々から始まり、メソポタミア一帯、エジプト、ギリシアと古代地中海世界の宗教をことごとく解説し、多神教が一神教へと向かう過程で人々の心にどんな変化が起こっていたのかを検証していました。
江原さんの本と一緒に読んでいたせいか、人々の神との関わりが変化していく中で実際に神は人間にどんなメッセージを送っていたんだろうとか、神と人との会話が古代の文献には残っているということは、古代人の霊能は今より優れていたのかも知れないとかだいぶ霊界に影響を受けながら読み進めました。
この2作品を同時に読んだのは私としてはたいへん意義があったと思います。宗教や神話の誕生に実際に神がかかわっているかも知れないと思って見ることで、私の中で新しい宗教の見方が生まれたからです。
霊界と歴史を結びつけて考えることも面白いのではないかと思うのです。
スピリチュアルな [霊界・神話・伝説]
最近、江原さんにハマっています。
いきなり大胆な告白から始まりましたが、江原さんとは言わずと知れた現在「オーラの泉」等で活躍するスピリチュアルカウンセラー(霊能者)の江原啓之さんです。私自身、オーラの泉は今年に入ってから見始めたのですが、今ではスピリチュアルワールドの虜になっています。
もともと、全く霊感はありませんが霊の存在はいろいろな話を聞いて「きっとあるんだろうなぁ」くらいのことは思っていました。そのためオーラの泉を見る時も江原さんや美輪さんがウソを言っているなんてことは少しも思わず、江原さんも筋の通ったことを言っているなと感じたので霊界の存在はすんなり受け入れられました。正直に言って今では霊界が存在することを全く疑っていません。
こんな風に書くとかなり妄信的に「江原教」を崇拝しているように聞こえるかも知れませんが、もちろんそうではありません。第一、霊界を信じることは宗教だと思いませんし、江原さんがおっしゃるように科学で解明されるべきものだと思っています。私自身としてはこれを、歴史上人々が信仰してきた神々の存在やそれが生み出された根元などから、アカデミックな視点で見ていきたいと思っているのです。
ダ・ヴィンチ・コード観てきました。 [霊界・神話・伝説]
ダ・ヴィンチ・コードを観てきました。
率直な感想としては、「ハリウッド映画」だったな、っていうところです。本を読んでいる時から非常に「ハリウッド映画」にしやすそうなストーリーだなとは思っていましたから。言われているほど悪くはなかったですよ。原作はほとんど忘れていたので(?)十分楽しめました。
細かいうんちくはだいぶ省かれていましたが、内容、展開はほぼ原作通りで、うまくまとまっていたと思います。でも、原作で大事なうんちくの部分が少なかったので、本を読んだ時ほどの感動はありませんでした。もっとも、うんちくの部分をいちいち映像化してたら、映画としてはまったく面白くないでしょうけど。それに、序盤の絵やシオン修道会の説明が少なかったので全然「ダ・ヴィンチの暗号」ではない(笑)。それは原作でも同様で、実際は「ソニエール・コード」に振り回されてるだけなんですけどね(笑)。
私は原作を読んでいましたが、個人的には映画→原作の方がより深く楽しめるんじゃないかと思っています。当然、原作の方が内容が濃いですから。
私は「ダ・ヴィンチ・コード」の後で一作目の「天使と悪魔」を読んだんですが、「天使と悪魔」の方が個人的には好きでした。こっちも映画化されるということなので、期待したいと思います。
二本の魔槍グングニル [霊界・神話・伝説]
北欧神話で登場する魔槍グングニルは神々の王オーディンの持ち物として知られ、その矛先は狙ったものに必ず当たる力を持つといわれます。
私が読んだ北欧神話の資料は通っていた高校の図書館に置いてあった「世界の神話伝説大系」の中の「北欧の神話伝説」だけなのですが、その中でグングニルに関する記述が二つあるのです。
騎士と神話と伝説と [霊界・神話・伝説]
今回はこのブログの題名にもなっている中世騎士物語や神話伝説について少しお話しします。
まず、私が興味を持っている主なものをあげておきましょう。
中世騎士物語
「アーサー王物語」「ニーベルンゲンの歌」
神話
「ケルト神話」「北欧神話」